「みそ汁そうめん」や「だし巻き定食」など、特有の食文化で他地方を驚かせることが多々ある関西圏。そのとある光景に「え!? めっちゃ悪口」「ひどいあだ名」と、ツイッターでたびたび驚きの声があがっている。

「めちゃくちゃ罵倒で笑ったんだけど、間違い?」と困惑の声があがっているのは、スーパーの魚コーナーに陳列された鮮魚。そのラベルには『馬面ハゲ』と、驚愕の字面が並んでいる。実はこれ、関西弁の一種で、食用魚・カワハギの仲間である「ウマヅラハギ」を関西では「ウマヅラハゲ」と呼ぶのだ。

魚の呼び方にまで個性を出してくるとは、さすが関西人・・・。にわかには信じがたいので、ウマヅラハギをペットとして飼っている「寿し まつもと」(大阪府東大阪市)の三代目・松本さんに話を聞いたところ、「悪口みたいな名前ってよくお客さんと話します、というか今日も言いました」と、どうやら大阪では『馬面ハゲ』は日常会話レベルの様子。刺し身や鍋などで食べることが多く、美味で知られている魚なんだとか(ペットのウマヅラハギくんもよく誤って注文されるそう)。

また、「普通のカワハギは、ウマヅラハギと区別して『マルハゲ』といわれています」とも教えてくれた(これまた悪口っぽい名称・・・!)。そのほかにも、関西弁で「鉄砲」と呼ばれるフグの刺し身を「てっさ」、ちり鍋を「てっちり」と呼んだり、アナゴの稚魚を「オバチャン」と呼ぶ地域もあったりするらしい。

当たり前と思って使っている言葉の数々だが、今回の「ハギ」をはじめ、肉の部位・ヒレを「ヘレ」と呼んだり、鶏肉を「かしわ」と呼ぶなど、食材には関西特有の呼び方が点在。これらは、「天下の台所」と称される大阪独自の食文化の一環なのかもしれない。