大幅リニューアルをおこなう「神戸阪急」(神戸市中央区)の新館5・6階に、神戸最大の「無印良品」(本社:東京都豊島区)が10月5日にオープン。食品フルラインアップの充実した品揃えのほか、神戸の魅力発信など「地域の役に立つ」店舗を目指す同店を取材した。

2フロアで売り場面積800坪の店内は、木を基調とした親しみを感じられるインテリアが特徴。一角には淹れたてコーヒーが100円で楽しめるマシンが設置され(神戸初)、六甲の間伐材を使用したベンチなどの休憩スペースも用意。

また店内には、神戸初となるフルラインアップの食料品コーナーも設置。大型の冷凍庫には、現在売れ筋ナンバー1の人気商品「キンパ」(490円)も大量に全種がスタンバイする力の入れよう。店長の故島さんは「食料品に力を入れているので、三宮に来られるファミリーから一人暮らしの人まで、男女問わず日常的に使っていただきたい」と話す。

■ 同店&神戸ならではの工夫とは?

さらに同店ならではの取り組みとして、兵庫・神戸地域のお店や農家が商品を直接販売するイベント『つながる市』の開催があり、5階フロアの入り口部分に設けられる。同フロアで兵庫県の名産品を販売する「ひょうごふるさと館」とも手を組みながら、食を中心に工芸品も販売する。

10月5日からは、天然酵母パン「パン食堂cotocoto」、食料品店「NEIGHBOR FOOD」、「菓子屋マツリカ」などの屋台が楽しめ、オープン日より2週にわたり毎日開催される。その後は毎週末(土日)におこなわれる予定となっており、神戸の生産者やお店との新たな出会いにつながりそうだ。

ほかに「活動を知っていただき、回収の窓口を広げていきたい」と、余った食品を回収する「フードバンク・フードドライブ」にも力を入れる同店。集まった食品は、神戸市の協力のもと「みんなの食堂」(子ども食堂)で利用されるといい、同プロジェクトは「無印良品」では初めての取り組みとなる。

神戸周辺には「無印良品」の店舗が複数あるなか、同店の役割について故島さんは、「日用品をメインにした品揃えで、毎日使えるようなお店が地域密着型店舗です。同店は広域の方を対象に、地域店がカバーしきれない商品を揃え、イベントなども含め、ここにしかないものを楽しんでいただくためのお店にしたい」と、意気込む。営業時間は朝10時〜夜8時。

取材・文・写真/太田浩子