完全養殖で有名な「近畿大学水産研究所」(和歌山県)の「ブリヒラ」が、ファミリーレストラン「和食さと」(大阪府大阪市)にて期間限定で登場。3月1日まで楽しめる。
「近畿大学水産研究所」といえば、不可能といわれていたマグロの完全養殖を初めて成功させ、2002年に一躍話題に。「近大マグロ」のほかにも絶滅危惧種・ウナギや、幻の高級魚・クエの商業化を目指し、実は1968年に世界で初めてブリの種苗生産に成功している。
そんな研究所が手がける「ブリヒラ」は、1970年に開発されたブリ(雌)とヒラマサ(雄)を交配させた魚。そんな「ブリヒラ」を使ったお弁当が、近畿大学と同じく本社を大阪に構える「和食さと」に期間限定で登場する。
西日本の正月では食膳に「年取り魚」として親しまれる冬の旬・ブリ(東日本ではサケ)。脂のりがよく旨味が強い一方で、夏場に変色しやすいところ欠点があるとのこと。そして青物の王様と呼ばれるヒラマサは、コリコリとした食感で変色しにくい一方、脂身が少なく夏しか捕れないという。
しかしこのお弁当に使われる「ブリヒラ」はブリのような旨味のコリコリした食感を味わえる。鮪と海老がのるちらし重の主役としてふさわしい一品である。
「鰤平と鮪の海鮮ちらし重」(1078円)はテイクアウト限定。3月1日までの期間限定で「和食さと」の全店舗で販売される(一部店舗を除く)。