新たな経営陣で再出発を図る静岡県沼津市の水族館・あわしまマリンパーク。閉園から2カ月余りたち、
地元住人らを迎えた内覧会が行われました。

 老朽化などを理由に2024年2月、40年の歴史に幕を下ろしたあわしまマリンパーク。5月10日、閉園以来初めて一般客を招き入れました。

 新たな経営陣が再開を目指す上で、地元住民やファンに現状を知ってもらうため、内覧会を開いたのです。

難波亮太記者:
「閉園から2カ月あまり経ちましたが、水槽内はとてもきれいで魚も悠々と泳いでいます。飼育員が再開を信じて手入れをしていたことがよく分かります」

 閉園前40人以上いたスタッフは、11人にまで減りましたがボランティアの手も借りながら、動物の世話を続けたと言います。

 その甲斐あってか、ペンギンはリラックス…。

 アザラシは久々のお客さんに愛嬌を振りまいていました。

 また先月新社長に就いた今村クニトさんが、再開に向けたプロセスや課題などを来場者に説明しました。

今村クニト社長:
「これはもう信じていただくしかないんです。あわしまマリンパークを水族館として守る。普通に戻す。 地域の人たちが普通に来たいと思ってくれる。あっきょうもやってるねという感じになるのを目指します」

訪れた人(千葉県):
「景色もよくてもっと早く来ておけばよかったと後悔しました。家から3時間ちょっとかかっちゃうんですけど、年に数回は来たいなと思います」

訪れた人(東京都):
「大きな水族館にない魅力ですかね。あとは神社があったり周りも景色がいいところなので何回も来させてもらっている。ファンとしてはどういった形でも構わないので早く再開していただきたい」

 あわしまマリンパークは内覧会を今後も行い、7月の再開を目指しています。