朝から多くの外国人観光客が訪れるという「富士山夢の大橋」。15日の朝、再び現地を取材しました。

片山恵介ディレクター(午前6時):「外国人に人気というスポットなんですが、今は人が一人もいません」

 午前6時すぎ。静けさを保つ現場。するとその30分後のことでした。

午前8時半には…

片山恵介ディレクター(午前6時半):「午前6時半です。外国人観光客と思われる方が写真撮影をしています」

迷惑行為に地元住民は…

 さらなる対策としてこの日、新たな動きが…

 国道である「夢の大橋」。国土交通省は15日、橋の上に置いていた駐車禁止のためのパイロンをゴム製の棒に変える工事を行いました。ところが、“監視の目”があったにもかかわらず、立ち入り禁止の中央分離帯で撮影する人は散見されました。危険な立ち入りやゴミのポイ捨てなど、迷惑行為が発生している現状に、地元住民からは…。

別のビューポイントでは

 市内の至るところで富士山を望むことができる富士市。「富士山ビューポイント」という撮影ポイントを公式に発信していますが、他の場所には人は来ていないのでしょうか?

 「夢の大橋」からほど近い場所にも「ビューポイント」がありました。

 目の前に広がる雄大な富士山。まるで独り占めしているかのような気分を味わえるこの場所は、冨士市役所の屋上です。この日婚姻届を提出したというカップルが訪れていました。

婚姻届を提出(夫30代/妻20代)
「富士山がきれいに見えるかなと思って、結婚するっていうのもあるんですけど天気も良くて富士山もきれいで本当に良かった」

 絶景をバックに写真を撮ることがきるこの場所。ただ、「ビューポイント」に指定されていない「夢の大橋」に比べると来訪者が少ないのが現状です。

国交省も対策検討

 富士山夢の大橋をめぐるマナー問題。道路を管理する国土交通省は今後、中央分離帯への対策も検討しているといいます。国土交通省の担当者は「本来、人が立ち入る場所ではないので、何らかの対策をしなければいけないと話をしていて、柵の設置を検討しているところです」と話しています。