15日未明焼津市の海で20歳の男性が死亡した事件で、現場にいた2人を傷害致死の疑いで逮捕しました。当時現場では10人ほどが、仲間の誕生日を祝うために集まっていたいうことです。

 傷害致死の疑いで逮捕されたのは、焼津市惣右衛門の解体作業員の男(20)と藤枝市青南町の解体作業員の男(21)です。

 2人は15日午前0時ごろ焼津市鰯ケ島の岸壁で、静岡市葵区の建築作業員の男性(20)を、海に投げ入れて死亡させた疑いが持たれています。

 警察によりますと、事件当時男性は10人ほどのグループで現場にいて、そのうちの1人から「友人が海でおぼれている。姿が見えない」と警察に通報がありました。

 男性は海の底に沈んでいる状態で発見され、搬送先の病院で死亡が確認されました。

 男性は泳げなかったとみられ、警察は容疑者2人がそのことを知っていたかどうかも調べています。

 捜査関係者によりますと、グループは仲間の誕生日の祝うために集まっていました。

 グループにはSNSを通して知り合った人もいれば面識がない人もいたということです。

 警察は捜査に支障があるとして、2人の認否を明らかにしていません。

 警察は2人を送検して、事件に至った経緯を慎重に調べる方針です。

焼津市鰯ケ島