「忘れないことが大切」。またひとつ季節が変わる中でも、
祈る思いは変わりません。7月に起きた静岡・熱海市の土石流災害から12月3日で5カ月。現地では黙とうが捧げられ、風化を防ごうと献花台も設置されました。

3日午前、捜索現場の付近では、自宅が全壊した太田滋さん(65)や母・チヨセさんを亡くした鈴木仁史さん(56)らが黙とうを捧げました。

母を亡くした 鈴木仁史さん:「母がこんなもの好きだったなどと今でも思い出す。まだ5カ月だが、忘れないでいることが大切だと思います」

現地には3日、献花台が設置されました。提案したのは発災直後からボランティア活動に取り組んでいる高橋一美さんです。

12月3日は語呂合わせで「伊豆山の日」。この日に合わせて数カ月前から準備を進め、飾られた花も市内の生花店から寄付されたものです。

高橋さんは災害の風化を防ぐために多くの人に献花台を訪れてほしいといいます。

献花台を提案 高橋一美さん:「多くの人に手を合わせてほしい」

斉藤慎一朗記者:「現在も行方不明となっている太田和子さんは、この階段を下った少し先に自宅を持っていた。警察がその周辺を集中的に捜索している」

土石流ではこれまでに26人が死亡、現在も太田和子さんの行方が分かっていません。県警はおよそ60人態勢で一斉捜索を行いました。