静岡県内で高齢者の接種が最も進んでいるとみられるのが、人口およそ6500人の川根本町です。

川根本町高齢者福祉課 池本裕子さん
「今現在、高齢者の約93%は1回目を終了している。現在2回目に入っているが、きょう(15日)の時点で44%が終了している」

29日までに町内の高齢者およそ3200人全員の接種を完了する予定です。川根本町がこれだけ早く接種を進められた背景には、人口規模の違いだけではない工夫があったといいます。

「ネットは難しい。集団検診と同じ通知式で」

川根本町高齢者福祉課 池本裕子さん
「現場を知っている保健師から、現場を見ていればインターネットとかも使ってというのは難しいと思いますよと。昔からうちの町では集団検診をやっていて、通知式で出していたので、やっぱりその方式だったら、みんな慣れ親しんでいるので大丈夫じゃないかと。保健師からの提案です。接種券と一緒に場所と日時を指定した通知を送付しました」

高齢者の実情に詳しい現場の保健師の提案で、予約ではインターネットを使わずに役場側で接種の時間と場所を指定して封書を送付しました。

現場の意見を優先した対応が功を奏し、これまでキャンセルの割合は全体の3%で接種を進められたといいます。

川根本町高齢者福祉課 池本裕子さん
「あらかじめ全地区35カ所を巡回して、説明会を行ったので、自分はいつやるのかというのがわかっていて、皆さん初めから予定を空けている」

30日からは県内では他の市町に先駆けて64歳以下の接種を始めます。

川根本町高齢者福祉課 池本裕子さん
「8月をめどに終了したい。観光地なので、秋の紅葉までにというのと、冬場に向かってインフルエンザ予防接種とかぶらないようにと考えている」