静岡県裾野市の保育園で、園児への虐待が繰り返されていた事件で、警察は、当時働いていた保育士の女3人を暴行の疑いで逮捕しました。

保護者「信じられない」

暴行の疑いで逮捕されたのは裾野市の「さくら保育園」で保育士として働いていた沼津市岡宮の30歳の無職の女と裾野市平松の38歳の無職の女、それに長泉町上土狩の39歳の無職の女です。警察によりますと、30歳の女は6月1日に園児の女の子の顔を押す暴行を、38歳の女は6月27日に園児の男の子の両足をつかみ宙づりにする暴行を、39歳の女は6月10日に園児の男の子の頭を殴る暴行を、それぞれ加えた疑いが持たれています。

市や園によりますと、3人は他にも今年6月から8月にかけて複数の園児に対し、カッターナイフを見せて脅すなど複数の虐待行為をしていたことが明らかになっています。

保護者:「入れない保育園だったので1年待って入ったので、信じられないです。(預けている娘を)本当に大事にしてもらったし、(30歳の容疑者は)私とかうちの娘にもすごくいい感じで、土曜日保育でもお願いしますって言っても、気さくに話してくれる先生でした」

警察は、3人が容疑を認めているかどうか明らかにしていませんが、3人はこれまでの園の聞き取りに対し、「しつけのつもりだった」などと話しているということです。

園の家宅捜索も実施…関係書類を押収

成田幸正カメラマン:「午前8時です。県警の捜査員が裾野市のさくら保育園に家宅捜索に入ります」

一方、警察は、4日朝、暴行の疑いで園を家宅捜索しました。関係書類を押収したほか、現場検証も行い
虐待行為の実態解明を進める方針です。

市は園長を刑事告発へ

夕方取材に応じた裾野市の村田悠市長は…。

静岡・裾野市 村田悠市長:「市の保育士が逮捕されたことについては誠に遺憾に思っております。隠蔽していたという事について、この問題の根幹があるというふうに私は考えている」

市によりますと、これまでに虐待を通報しようとした職員を櫻井利彦園長が口止めしようとしたことがわかっていて、裾野市の村田悠市長は犯人隠避の疑いで5日にも園長を刑事告発すると明らかにしました。