吉川尚輝が今季2度目の猛打賞でここ5戦打率.409

5月16日、草薙総合運動場野球場で行われたヤクルトスワローズ戦に、「1番・二塁」で先発出場した吉川尚輝は、5打数3安打2打点。今シーズン2度目の猛打賞を記録し、巨人の勝利に貢献した。

初回、先頭打者で打席に立った吉川尚輝は、ヤクルトスワローズ先発の吉村貢司郎の3球目147kmストレートを右中間へ弾き返し、ツーベースヒット。ノーアウト2塁のチャンスを演出し、岡本和真の先制タイムリーヒットを呼び込んだ。

さらに、6回2アウト走者なしの場面で、ヤクルトスワローズ3番手・大西広樹の5球目ストレートをレフトへ運び、マルチヒットを記録。2アウトから出塁し、丸佳浩の勝ち越しタイムリーツーベースヒットを呼び込んだ。

最後は、7回2アウト2、3塁のチャンスの場面で、ヤクルトスワローズ5番手・梅野雄吾の初球ストレートを捉え、右中間を破る2点タイムリーツーベースヒット。今シーズン2度目の猛打賞を記録した。

今シーズン、序盤から吉川尚輝は思うように成績が残せず、スタメンを後輩に譲ることもあった。その中で向上を図り、何とか調子を上向かせようと練習を重ねてきた。

そして5月11日のDeNAベイスターズ戦で2安打を放ち、手応えを掴んだ。そこから5試合で22打数9安打、打率.409と坂本勇人、丸佳浩に続き、上昇してきている。

坂本勇人、丸佳浩が打撃復調で勢いづき始めている巨人打線で、吉川尚輝が完全復活すれば、更なる巨人打線の起爆剤となりそうだ。