ショックの大きい菅野智之の降板

巨人が5月7日の対ヤクルト戦で6対4と逆転負けを喫した。3回までに3点を先行し、マウンドにはエース菅野智之。だがその菅野智之が4回51球無失点ながら、右ひじの違和感から代打を送られ降板。リリーフ陣が崩れて敗れるというショッキングな一戦だった。

勝てそうな試合を落としたショックプラス菅野智之の怪我の具合が気になるが、ここではあえて巨人の良かった点を上げたい。野上亮磨の好投だ。

5回表から登板すると3回を被安打2の1失点。2点差で8回3番手の中川皓太に繋いだ。その中川 皓太が崩れたため負け試合となったが、そのまま勝利していれば、野上亮磨はこの日の試合を落ち着けた立役者だったと言えるだろう。

野上亮磨は18年シーズンからFAで西武から加入。初年度は71回1/3を投げ、防御率4.79と期待に応えることは出来なかった。19年シーズンも中継ぎで13試合登板の防御率3.50にとどまり、さらに10月にはアキレスけん断裂。20年シーズンは1軍での登板機会はなかった。

1軍復帰は6回2/3を1失点

年棒も大きく下がった今季。4月2日に先発したヤクルト戦では敗戦投手ながらも6回2失点。2軍落ちを経て4月27日に1軍復帰後は、3試合で6回2/3をわずか1失点で2ホールドと安定している。

野上亮磨はこの日のようにロングリリーフも可能なのが魅力。先発ももちろん出来る。今季はそもそもコロナの影響で、いつ何時、投手陣が欠ける機会があるかもしれない。4月27日に通算1000イニングを達成した際には原辰徳監督も「粘り強いピッチングが出来た」と評価。ベテラン右腕の踏ん張りがチームのセ・リーグ3連覇へ不可欠となってくるだろう。