先の衆院選におけるマスコミ各社の出口調査で、比例区の投票先として10代20代の有権者の40%以上が自民党に投票していたと伝えられ、60代までは、若年層ほど自民党を選択していたという傾向が現れていました。なぜ、若者が自民党を支持するのでしょうか?メルマガ『石川ともひろの永田町早読み!』著者で、小沢一郎氏の秘書を長く務めた元衆議院議員の石川知裕さんは、2012年からの第2次安倍政権による地道な教育改革が原因との独自の見解を披露。そうした動きに反応できずにきた野党の鈍さも指摘しています。

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若者が自民党を支持する原因/文部科学大臣ポストを牛耳った派閥とは

なぜ若者は自民党を支持するのか。第2次世界大戦後、若者は政府や社会の体制について疑問を持った。戦争に導いた政治家や財界などすべての権力者に対して。だからこそ、権力に対する反発心が大きく、60年安保、70年安保などの闘争が繰り広げられた。だが、その後、学生運動は下火となった。

理由として、

結局、生きていくためには仕事をしなければならず、学生運動を行っても社会が変わらなかった虚無感 武装闘争が非現実的路線だと悟ったこと バブル時代が到来したこと

などが挙げられるだろう。それでも、2009年の民主党政権発足まで若者は非自民の割合が多かった。改革志向、アンチ権力という気風が強かったと分析できる。

若者の自民党支持が強くなったのは2012年の第2次安倍政権以降の教育改革にあると思う。教科書検定を強化し、戦争への反省より国家観を強く持たせる教育改革を推し進めた結果なのではないかと思う。

実際、ここ10年間の文部科学大臣は、林芳正氏(現外務大臣、岸田派)を除いて、すべて清和会(安倍派)が牛耳ってきた。こうした地道な教育改革が若年層を自民党支持へと変えさせたのではないだろうか。

野党はこうした動きに対してあぐらをかいてきた。日教組の組織率は低下し、いまや教育現場への足掛かりも失いつつある。令和の時代にどういう教育を推し進めるのかを党として議論していくべきだ。

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image by:yu_photo / Shutterstock.com

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