精神崩壊してしまった―その末路とは…

 アニメには、人気キャラクターが容赦なく精神崩壊してしまう壮絶な展開を迎える作品も少なくありません。精神崩壊してしまった代表的なキャラと精神崩壊までの経緯、その後の結末を紹介します。

●『機動戦士Zガンダム』カミーユ・ビダン(TVシリーズ版)

 カミーユ・ビダンはエゥーゴのモビルスーツパイロットです。味方、敵が次々と命を落とす激しい戦争の中、元来感情の起伏が激しく、強い感受性と高いニュータイプ能力を持つ彼は、宇宙に漂う多くの死者の思念を受けてしまい心が少しずつ蝕まれていきます。

 決定打は、最終決戦であるパプテマス・シロッコとの戦いです。激闘の末にシロッコを倒しましたが、シロッコの断末魔と強い思念、そこから発せられる光を浴びたことによって精神が崩壊してしまいます。最後はモビルスーツの爆発を星々と勘違いし、無邪気に喜ぶような姿を見せ、幼馴染のファの声がカミーユに届くことはありませんでした。

●『SHUFFLE!』芙蓉 楓

 次に紹介するのは2004年1月にNavelから発売された美少女ゲーム、アニメのキャラクターで、主人公の土見 稟のクラスメイト、芙蓉 楓です。

 母親っ子だった楓。稟の両親と楓の母親が旅行に行く道中「楓が高熱を出した」と知らせを受け、引き返した際に交通事故に巻き込まれ、稟の両親と楓の母親は亡くなります。楓は心の支えを失ったことで精神崩壊を起こし、寝たきりになります。

 医者に「生きる理由を与えなければ、楓は衰弱していく」と告げられた稟は、楓に「自分が家に戻ってきてほしいと言った。僕が殺したようなもんだ」と嘘をつきます。その言葉を聞いた楓は、稟への憎悪と復讐という生きる理由を見つけ、稟を階段から突き落とす、ベランダから植木鉢を落とすなど、度を越えた嫌がらせをします。

 しかし、後に真実を知ると、次は稟に尽くすことを生きがいとし、異常に彼に執着し身の回りの世話をするようになります。

●『新世紀エヴァンゲリオン』惣流・アスカ・ラングレー(TVシリーズ版)

「新世紀エヴァンゲリオン」のアスカは、NERVのドイツ支部からやってきたエヴァ弐号機のパイロットで、社交的で明るく非常に負けず嫌いな性格です。自分はエリートであると自負していた彼女ですが、シンジと息を合わせる訓練で結果が出ず、目の前でシンジとレイが完璧に同調している姿を見て、泣きながら部屋を飛び出してしまいます。

 アスカにとって初めての挫折。さらにシンジにシンクロ率で抜かれたり、敵前で何もできずに弐号機の両腕と頭部が切断され大ダメージを負ったり、何とか成果を出そうと第15使徒アラエルに挑み、敗北した上に出撃前に口論となったレイに助けられ、かつてない屈辱を味わいます。

 非常にエリート意識の強い彼女は、自身を「足手まとい」と言いだし、ついには弐号機の起動すら出来なくなり、彼女の精神は完全に崩壊してしまいました。