ヤムチャはかなり強い方?

 強すぎる戦士が数々いる『ドラゴンボール』に登場するキャラクターのなかで、ネット上では「最弱なのは誰?」と話題になっていました。「ちゃんと名前があるキャラ」という条件の下、最初はライバルだったのにヤラレ役になってしまったあのキャラや、物語の初期に登場した可愛らしいキャラたちなど様々な名前が上げられていました。

 最弱キャラと聞いて、条件反射のように名前が挙がることが多いキャラがヤムチャです。初期は盗賊だったヤムチャは、「狼牙風風拳」を使って悟空を追い詰めるほど強いキャラとして登場しました。その頃の弱点といえば、「女性に弱い」というくらいです。

 しかし、第21回天下一武道会でジャッキー・チュン(亀仙人)に敗北して以降、新たな敵にヤラれてしまうキャラとして、印象付けられてしまいました。ネット上では「最弱を語るならヤムチャは欠かせない」「ヤムチャより下のキャラはいるけど、もうみんな『非戦闘員』のイメージだから、最弱はヤムチャでいいんじゃないか」「最強のかませ犬キャラ」などの声がある一方で、「地球人としてはかなり上位でしょ」「慎重に戦えば強いと思う」「最弱なのは『対戦カード』に関する運のことでしょ」といった意見もありました。

 ヤムチャに次いで上げられるのが、ミスター・サタンです。セルゲームに颯爽と登場した格闘技の世界チャンピオンであるサタンですが、セルには片手で払いのけられ、悟空とセルの強さにビビり、仮病まで使う始末。彼はその後、別の形で世界を救うことになりますが、強さに関してはあくまで人間の域にとどまっています。

 そんなサタンは「技名は最強」「凄いのは技の名前(サタンミラクルスペシャルウルトラスーパーメガトンパンチ)だけ」と言われていますが、しかし実際に実力で世界チャンピオンであり、銃を持った相手でも倒せるくらいの強さはあるため、「もっと弱いキャラはいる」という意見もあります。

 他には初期キャラの名前が多く挙がっており、「ウーロンなんて戦闘力すらほぼないだろ」「プーアルは長く化けられるだけまだまし」「ピラフの手下のマイでは」「戦わせたら酷だけどパオズばあちゃん」など、「ネタ」の域を超えた弱そうなキャラが多数出てきました。「『戦闘力5のおじさん』はもうあれが名前みたいなもんだから、あの人じゃないか」「亀仙人のところにいるウミガメでしょ」「カエルと入れ替わったギニュー隊長では」と、どんどん出てくるキャラが弱そうになっていきます。

 ちなみに、悟空に「ウリゴメ」と名前を間違えられていたウミガメは、アニメの「サイヤ人編」にてスカウターで戦闘力を計算され、「0.001」という驚異の数値をたたき出していました。ネットで「ドラゴンボール 最弱」などで検索すると、ヤムチャやサタンが上位になっているアンケートのランキングがいくつか出てきますが、ネタを抜きにした「ガチの最弱」は、ウミガメということで間違いなさそうです。