胸が締め付けられつつも、優しい気持ちになれるのが「青ブタ」!

 2023年5月28日(日)、ユナイテッド・シネマ豊洲で2019年公開の劇場アニメ『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』のスペシャル上映会が開催されました。

 本イベントはアニメ「青春ブタ野郎」シリーズの最新作となる『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』の6月23日(金)劇場公開に向けて行われたものです。

 上映後は主人公の梓川咲太を演じる石川界人さん、ヒロインの桜島麻衣を演じる瀬戸麻沙美さん、過度の心的ストレスから別人格を生み出してしまっていた咲太の妹・花楓/かえでを演じる久保ユリカさんが登壇し、トークイベントが併催されました。

 瀬戸さんは今回のイベント上映に関して「一度上映が終わってしまった作品を再び劇場で見られる機会はなかなかないので、観られたみなさんがうらやましい!」とコメント。石川さんも「(『ゆめみる少女』の)Blu-rayは持っているけれど、それでも劇場のスクリーンで見たくなる作品」と続けました。

『ゆめみる少女』の好きなシーンを問われると、久保さんは「4日後の未来から来た咲太が涙を流す姿を見た麻衣が『私は咲太を守れたんだ』と言うシーン」を挙げ、胸が締め付けられるようなシーンが好きという瀬戸さんは「クリスマスイブの病室でのシーン」をチョイス。石川さんは「牧之原さん(牧之原翔子)の「私だって、生きたいんです!」は、何度見ても泣いてしまうと語りました。

 ここで話題は6月23日公開のアニメ最新作『おでかけシスター』に。主題歌はTVシリーズのエンディングテーマ「不可思議のカルテ」を花楓(久保ユリカさん)が歌唱すると発表されています。

 久保さんは「TVシリーズで”かえで”として歌った時と共通しているのは、不安な気持ちや憂鬱感を込めるということ。あえて、作品が持つ一番暗い部分をギュッと詰めて歌いました」と楽曲に込めた思いをのぞかせました。

 なごやかなトークイベントはあっという間に終わりの時間に。久保さんは「『おでかけシスター』の花楓には、やらなければいけないことが待ち構えています。彼女のがんばる姿を応援してください」、瀬戸さんは「思春期症候群を乗り越えた咲太たちが、花楓にどのような影響を与えていくかが丁寧に描かれています。ちょっと胸が苦しくなりますが、心に残るお話です」と挨拶。

 最後に石川さんは「『おでかけシスター』は「がんばるというのはどういうことか」、「何のために、誰のためにがんばるのか」にフォーカスしています。心が優しくなれる作品ですので、ぜひ劇場にお越しください」とトークイベントをまとめました。

 イベントでは最新情報も発表され、2023年6月11日(日)には東京・新宿バルト9で完成披露上映会が開催決定。チケットの先行抽選申し込みが6月4日(日)23:59まで受付中です。また、6月3日(土)から全国の上映劇場でA3ポスター付き記念前売券が数量限定で発売されます。

 さらに『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』の地上波初放送と配信が決定しました。配信は6月1日(木)から各プラットフォームで順次スタートし、地上波放送はTOKYO MX、ABCテレビ、メ〜テレ、BS11で放送予定で、ABCテレビの6月23日(金)放送が最速となります。詳細はアニメ「青春ブタ野郎」公式サイトでご確認ください。