呪いの人形の「角刈り化」は作者の上司がきっかけだった

 知らないうちに髪が伸びていた呪いの日本人形。恐怖を通り越して怒りを覚えた持ち主は、思い切って角刈りにしてみることにしました。数日後、人形の様子を確認してみると……?

 津夏なつなさん(@tunatu727)による創作マンガ『呪いの人形』がTwitter(現:X)上で公開されました。いいね数は3.8万を超えており、読者からは「ホラーかと思ったらギャグに振り切ってて笑った」「こんな呪いなら大歓迎です」「他の髪型も試してみたい!」などの声が寄せられています。

 作者の津夏なつなさんにお話を聞きました。

ーー今作『呪いの人形』が生まれたきっかけや、理由を教えてください。

 髪の伸びる人形をどんな髪型にしてやったら面白いかを仕事中にずっと考えていました。ちょっと苦手な上司に説教をされながら、その上司の髪型を見てこれだと思い、呪いの人形を角刈りにしてやろうと決心しました!

ーーたくさんの感想が寄せられていますが、特にうれしかった感想の声、印象に残った読者の声について、教えて下さい。

 純粋に「笑った」という声がとてもうれしいですし、「つらいことがあったけど元気出ました」という言葉が特にうれしかったです。

 私のこんなしょうもない4コマでも誰かのためになったと思うと心が穏やかな気持ちになりました。角刈り上司に感謝すらしてしまいそうです。

何度でも角刈りにすることを宣言するも……?(津夏なつなさん提供)

ーー今作を描くうえでこだわったポイントや、お気に入りのシーンなどはありますか?

 セリフ回しにこだわりました。髪の伸びる呪いの人形に対する人間側の気持ちを代弁できたかと思います!

ーー津夏なつなさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。

 休日にすることといえば、ゲームやマンガを読んだり遊びに出かけたりと消費するばかりでしたので、なにか生産性のある趣味が欲しいと思い立ったのがきっかけです。

 無駄に過ぎてしまう日々にもったいなさを感じ、毎日何か残していけたらと思い、一日一本4コママンガを描こうと思いました。

今思えば別に日記とかでも良かったと思いますが(笑)。しかしズブの素人が描いた4コママンガでもSNSにあげれば読んでくれる方たちがいて、笑ってくれる方たちがいて、今ではとても大切な趣味になりました。

ーー今後、Twitter(現:X)で発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?

 まずは4コママンガを1000本描くことが目標でしたが、1000本を達成してもまだまだ続けていきたいと思いますし、もっともっと笑ってもらえる面白いマンガを描きたいと思います。また、4コママンガ以外にも挑戦していきたいと思います。