パワハラ上司による、2時間におよぶ拘束!

 上司から受けた理不尽な出来事について描いたマンガシリーズ「ぷろ子と圧子【覚えのない悪口】」が、Instagramで合計1200以上のいいねを集めて話題となっています。

 作者の職場に、気に入らない部下にはパワハラをする上司がいました。ある日、作者がパワハラを受けた子のグチを聞いてあげたところ、どこからかそれを聞きつけた上司が、作者を問い詰めにやってきて……。読者からは、「かわいそうなのに、表現が面白い」「2時間コースはつらい」「メンタル強いですね」などの声があがっています。

 このマンガを描いたのは、Instagramやブログ「ふわとろ∞ぷろ子半熟ライフ」などでマンガを発表している、ブロガーのふわとろ∞ぷろ子さんです。ふわとろ∞ぷろ子さんに、作品についてのお話を聞きました。

ーーふわとろ∞ぷろ子さんの職場では、このマンガのような出来事はよくあるのですか?

 あります。女性上司だけでなく、長年働いている女性スタッフ数名が似たようなことをしています。パートとして入ってきた新人さんが、毎回困惑していますね。

ーーマンガのなかで、圧子上司から圧力をかけられていた方は、その後どうされましたか?

 残念ながら辞めてしまいました。そのあとも、その前も、多くの方が辞めています。

ーーふわとろ∞ぷろ子さんにとって、「理想の上司」とはどのような人ですか?

 とあるYouTubeチャンネルで、良い意味で信念を感じず、楽しそうに会社を経営している社長がいるのですが、「肩の力の抜き方が上手でカッコイイな」と思っています。実に私のなかの理想です(笑)。

ーーこの作品の制作には、どのくらいの時間がかかりましたか? また、こだわったポイントは何ですか?

 そこまで時間はかかりませんでした。「パワハラ」という不穏なワードを扱うため、見た方が不快に感じないよう、リアクションにオマージュを加えつつ、楽しめるようにエンタメ化してみました。

ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?

「表現が面白い」「2時間コースはつらい」「ぷろ子さんはメンタル強いですね」などのコメントをいただきました。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

 自分のことは「繊細」だと思っていたのですが、このエピソードを夫に伝えると、「繊細な人は、上司にこんなこといえないよ」といわれました(笑)。「自分は繊細ではなかったんだな」と知ったことが衝撃だったので、描こうと思いました。