アニメ尽くしだった30年前の19時台 『サザエ』『スト2』『スラダン』…豪華な顔ぶれに衝撃走る
マグミクス5/14(水)19:55

画像はアニメ『サザエさん』場面写真 (C)長谷川町子美術館
贅沢すぎたかつての19時台放送アニメ
昨今、アニメの主戦場は深夜帯となり、19時から22時までの時間帯、いわゆる「ゴールデンタイム」にアニメが放送されることはめっきり少なくなってしまいました。
しかし、いまから30年ほど前、平成初期の子供たちにとって19時台はアニメの時間で、毎晩TVの前にかじりついていた光景が思い出されます。そんな当時のアニメを振り返ってみると、その意外なラインナップに驚かされるはずです。
例えば1995年春の月曜日19時からは日本テレビでは『ストリートファイターII V』、そのあと19時30分からは『魔法騎士レイアース』が続けて放送されていました。どちらもファンに長く愛され続けている人気コンテンツです。特に格闘ゲーム「ストリートファイター」シリーズにTVアニメ版が存在することは、今の若者は知らない人が多いのではないでしょうか。
前年に公開された劇場用アニメ『ストリートファイターII MOVIE』とは登場人物や世界観が一新された作品で、CHAGE and ASKAのASKAさんがプロデュースした主題歌「風 吹いてる」はファンの間で隠れた名曲として有名です。またキャラクターボイスには辻谷耕史さんや横山智佐さんといった豪華キャスト陣がそろえられ、制作側の力の入れようがうかがえます。
一方でテレビ朝日の月曜日19時からは、国民的アニメ『クレヨンしんちゃん』が放送されていました。現在は土曜日夕方や、かつての金曜日19時30分に放送されていたイメージの強い本作ですが、実は1992年の放送開始当初は月曜日夜にスタートを切っていたのです。週の始めから『ストリートファイターII V』『魔法騎士レイアース』『クレヨンしんちゃん』が並ぶとは、なんとも贅沢な時代でした。
豪華さでいえば、土曜日のラインナップも負けていません。テレビ朝日の土曜日19時からは『美少女戦士セーラームーンSuperS』、そのあと19時30分には『SLAM DUNK(スラムダンク)』と、多くの少年少女を虜にした人気作品が名を連ねていました。裏番組には堺正章さんと松本明子さんの『歌いこみ音楽隊!』や『平成教育委員会』など強力なバラエティも控えていましたが、子供のいる家庭では自然とテレ朝にチャンネルが合わされていたことでしょう。
また意外なところでは、火曜日19時からフジテレビで『サザエさん』が放送されていたというのも驚きです。通称「火曜サザエさん」の正式名称は『まんが名作劇場 サザエさん』で、現在も続く日曜日18時30分の本放送と並行して、再放送版として放映されていました。
しかも日曜日の最新話ではなく、数年前のエピソードを放送していたため、当時の子供たちは週に2度『サザエさん』の世界を楽しめたのです。思い返せば、あの頃ならではの特別な時間だったのかもしれません。
ちなみに日曜日の『サザエさん』を前後で挟んでいたのは、『ちびまる子ちゃん』と『キテレツ大百科』です。さらにそのあと19時30分からは「世界名作劇場」シリーズが続くなど、かつての日曜日夜はアニメ尽くしでした。当時は「サザエさん症候群」ならぬ「キテレツ症候群」や「世界名作劇場症候群」に悩まされる子供たちも少なくなかったのでは?
いまとなっては配信サイト限定作品も増え、TV欄でアニメを探す機会はすっかり減ってしまいました。それでもゴールデンタイムにアニメが当たり前にあったあの時代の記憶は、いまも多くの人の胸に息づいていることでしょう。











