『なんでも鑑定団』に出品されたカードも

 株式会社ポケモンは、「ポケモンカードゲーム」をパソコンとモバイル端末から楽しめる『Pokemon Trading Card Game Live』を海外向けに発表しました。日本でのリリースは未定であるものの、『ポケモンカード』を今から始めてみたいという新規ユーザーから大きな期待を集めています。

 その大きな理由は、紙媒体の 「ポケモンカード」が2021年現在大ヒットを飛ばしており、店頭で現物を手に入れることが極端に困難な状況にあるからです。

 ゲームを楽しみたい純粋なファンにとって、カードが手に入れられないという事態は考えものですが、そもそもトレーディングカードはコレクションとしての魅力を持った投機商品としての側面もあり、専門ショップなどで1枚単位での売買が行われているのが現状です。

 しかし、そうしたトレーディングカードの売買でお金を儲ける人、いわゆる「転売ヤー」でもなかなか手を出すことのできないレアカードが存在します。今回は、販売(落札)価格ミリオン超えの「ポケモンカード」5点と、そのレアリティの理由を紹介します。

●「No.1 トレーナー」 約 1000万円

 1999年、日本の7都市で開催されたポケモンカードゲーム大会「ポケモンカードチャレンジロード’99 SUMMER」の優勝者に贈られたもので、世界にたった7枚しか存在しない希少なカードです。

 テキサス州ダラスを拠点とするヘリテージオークションの競売にかけられ、日本円にして1000万円、約9万ドルもの高額で落札されました。

●「ガルーラ」 約 1700万円

 1998年に催されたポケモンカードゲーム大会「ガルーラ親子大会」の賞品カード、通称「親子ガルーラ」は、その名前の通り、親子で参加する大会において優秀な成績を収めた家族に限定配布されたカードです。「ガルーラ」は、テレビ東京の人気番組「開運!なんでも鑑定団」に出品されたこともある、まさしく「お宝」です。

 番組内での評価額は120万円相当でしたが、保存状態が完璧であった同カードが15万100ドルもの高値で販売されたこともありました。

1枚で家が建つ、3枚あわせて「億」超えも?

●「カメックス」(エラーカード) 約4000万円

 過去に一般販売されていたパックの「当たり」でもあった「カメックス」のカードですので、イラスト自体に見覚えのある方も多いでしょう。本カードに恐ろしく高い値がつけられていますが、アメリカのカード会社「ウィザーズ・オブ・ザ・コースト」がテスト用に印刷したカードであること、また印刷ミスから背面に何もプリントされていない、いわゆる「エラーカード」であるというのが理由です。
    

●「リザードン」(初期版) 約4100万円

「初代御三家」の一角で、今も高い人気を誇る「リザードン」のカードのなかでも、若干のデザイン変更が行われる前の「シャドウレス」(イラストの枠に影がない)と呼ばれる初期バージョンが異様な高騰を見せています。2020年10月には約2400万円で落札されたことが話題になりましたが、2021年に入り、約4000万円以上もの高値で取引されています。

●「ポケモンイラストレーター」 約4200万円

 現時点で最も価値が高いとされているカードは、ご存知「ピカチュウ」のキャラクターデザイナー、にしだあつこさん自らがデザインした「ポケモンイラストレーター」です。ペンと羽箒を持ったピカチュウが可愛らしい同カードは、カードのイラストコンペティションの入賞者へ限定配布されたもので、流通数の少なさから約4200万円もの値がつけられたこともあります。

 信じられない値段がつくレアカードは、いずれも「ポケモンカード」の販売が始まってから間もない頃に出回ったカードです。他のトレーディングカードゲームと同様に、カードの価値は保存状態の良し悪しに大きく左右されるため、流通数の少なさはもちろんですが、年数が経過しても大切に保管されているカードはさらに価値を高める傾向にあります。

 もうひとつ、「ポケモンカード」ならではの理由として、上記で紹介したレアカードが出回った当時に子供だったユーザーが大人になり、実際に購買行動を起こしている……という背景も考えられます。

『ポケットモンスター』は今年2021年で生誕25周年。今も世界中の子供たちから支持を集めるコンテンツです。「ポケモンカード」への需要はますます高まっていくのかもしれません。

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