古くから私たちが慣れ親しんでいる商品券。デパートであれば、商品券の金額以内で自分で選んだ商品に替えることができますし、ビール券などは酒屋さんで酒類に替えることができます。そんな中、「この引換券は鯖寿司! 黄金へべす鯖寿司だけに替えられます!」という鯖寿司専用の引換券『サバチケ』なる、かなり決め打ちで絞り込んだチケットが登場しました。

『サバチケ』(1枚・税込5000円)をゲットした後、スマートフォンかFAXで引き換えを申し込むと、『サバチケ』1枚で、2人前(8貫分)の「黄金へべす鯖寿司」なるものが届けられるのだそうです。

直接お金を使うことなく、黄金へべす鯖寿司が届くという仕組みです。当初クラウドファンディングで先行販売をしたところなんと目標金額の580%を達成したそうで、正式販売がスタート。さっそく筆者もこの『サバチケ』をまずゲットした後、このチケットを使って、黄金へべす鯖寿司の引き換えを申し込んでみることにしました。

宮崎県と三重県の両県の地方再生の試みによって生まれた「黄金へべす鯖寿司」

オシャレでわかりやすいデザインの『サバチケ』をゲットした後、オーダーして数日後、黄金へべす鯖寿司が届きました。黄金へべす鯖寿司のパッケージは『サバチケ』に準じたオシャレなものです。

しかし、この黄金へべす鯖寿司という、あまり聞き慣れない寿司、いったんどんなものなのでしょうか。へべすとは、宮崎県特産の柑橘で、日向市が発祥。果汁たっぷりで、まろやかな酸味とさわやかな香りが特徴とのことです。

聞けば、宮崎県と三重県という、一見なんの関連性もなさそうな県同士が、『M&Mプロジェクト』として両県を結ぶ取り組みを実施。双方の地方創生につながるような試みを目指すうち、宮崎県産の柑橘・黄金へべすと三重県産の鯖を組み合わせた黄金へべす鯖寿司というメニューが完成。これをさらに広めるためのブランディングとして『サバチケ』で交換するという企画を考案したのだそうです。

オシャレなパッケージと、粋な竹皮包みに高揚!

果たして届いたこの黄金へべす鯖寿司。パッケージから中身を取り出してみました。ワクワクしましたが、さらにビックリ!黄金へべす鯖寿司は竹皮に包まれていました。これまた粋ですね。

さらに、この竹皮を開いてみると、ドーンと黄金へべす鯖寿司がお目見え! 鯖の押し寿司の上に黄金へべすがトッピングされており、まさに鯖のうまみに加えスッキリいただけそうな、これ絶対うまいやつ! というビジュアルです。

もはや「押し寿司」の域を超えた創作・新和食!

黄金へべす鯖寿司をお皿に移していただきましたが、すごいと思ったのが、鯖の押し寿司に対し、黄金へべすが薬味的なアクセントにとどまっておらず、しっかりと鯖とへべすの2つが融合している点。鯖は臭みがなくうまみたっぷりなのですが、黄金へべすとの融合により、いわゆる「押し寿司」の域を超えた、創作的な新和食のように思いました。これはうまい!

黄金へべすに感動し興味を持った筆者は、『サバチケ』ではない別ルートで、宮崎県のへべす単体も入手。こちらを焼酎+ソーダに入れて飲んでみましたが、これまた絶品。ただの柑橘系ではない、豊かでフレッシュなサワーとなりました。

『サバチケ』を介する理由は大量生産できないことと、鯖の賞味期限にあった!

『サバチケ』でないと替えられない仕組みも面白いし、黄金へべす鯖寿司そのものも絶品で、プレゼントはもちろん、自分へのご褒美としても最適だと思いました。最後に『サバチケ』の担当者の方に話を聞いてみました。

「黄金へべす鯖寿司は信頼できる日本料理屋さんで1本1本丁寧に作って全国に発送します。大量生産することができず、また鯖は傷みやすく、賞味期限が短いという課題もありました。『お祝いなどのハレノヒの食卓を彩る商品』として考えた特別な鯖寿司なのに、送っても美味しい状態で食べられなければ意味がありません。

大切な人のお祝いや、鯖が好きなあの人へのプレゼントとして送りたいけど、贈られた相手が食べたいベストな日に届けられるかわからない……そんな課題を解決し、『贈られた相手が自分で食べたいタイミングにお取り寄せ交換できるギフト券として『サバチケ』を用意しました。

素材や作り方、パッケージデザインと、その全てが自分達が惚れ込んだ”へべす”を もっと広めたい一心で開発してきた唯一無二のオリジナル商品です。是非、一度、宮崎と三重のマリアージュを体感してみてください!」(担当者)

今年の年末年始はコロナ禍ということもあり、家族や友達と家庭で過ごす時間が増えそうですが、そういった場にももってこいの『サバチケ』&黄金へべす鯖寿司。是非ゲットし、その味を確かめてみてはいかがでしょうか。

(まいどなニュース特約・松田 義人)