ビジネスにおいて便利なチャットツールですが、対面のコミュニケーションに比べると感情が伝えにくいですよね。そこで、業務でチャットツールを使う全国の20〜50代のデスクワーカーの男女400人にチャットツールでのコミュニケーションについて調査をしたところ、上司が送ってきたら「不快に感じる」絵文字は、「ありがとう」のメッセージで使用される「目がハートの笑顔絵文字」が1位だったそうです。

株式会社ネオジャパン(神奈川県横浜市)が立ち上げた『NEOビズコミ研究所』が、「第2回チャットツールに関する実態調査」と題して2022年8月〜9月の期間にインターネット上で実施した調査です。

同調査によると、ビジネスチャットで上司や先輩からの「ありがとう」のメッセージで「不快に感じる絵文字」は、1位「目がハートの笑顔の絵文字」、2位「サングラスをかけた絵文字」、3位「泣き笑いの絵文字」という結果になりました。

同研究所は「ハートは情熱的な感情を表現出来る一方、受け止める方としては『よこしまな感じ』『いやらしさ』を感じてしまうのかもしれません」とコメントしています。

反対に、上司や先輩からの「ありがとう」のメッセージで「好感が持てる絵文字」は、1位「にこにこ顔の絵文字」、2位「親指を立てた『いいね』の絵文字」、3位「お辞儀する人の絵文字」という結果になったそうです。

他方で、部下・後輩からの「よろしくお願いします」のメッセージで「不快に感じる絵文字」も、上司や先輩からの「ありがとう」のメッセージで「不快に感じる絵文字」と同様に1位「目がハートの笑顔絵文字」、2位「サングラスをかけた絵文字」、3位「泣き笑いの絵文字」という結果になりました。

また、部下・後輩からの「よろしくお願いします」のメッセージで「好感が持てる絵文字」は、1位「にこにこ顔の絵文字」、2位「お辞儀する人の絵文字」、3位「大笑いの絵文字」という結果になったそうです。

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次に、絵文字に頼らず地の文で思いを表現する場合、どんなテキストが好感度が高いのか、こちらも「ありがとう」と「よろしくお願いします」の双方で調査をしたところ、上司や先輩からの「ありがとう」で「好感が持てるテキスト表現」は、1位「ありがとう‼」、2位「ありがとう」、3位「ありがとう。」という結果に。

また、「よろしくお願いします」での「好感が持てるテキスト表現」では、40〜50代のベテラン世代は、1位「よろしくお願いします」、2位「よろしくお願いします。」、3位「よろしくお願いします‼」と、文末に何もつけないシンプルさが好評なのに対して、20〜30代の若手世代は、1位「よろしくお願いします‼」、2位「よろしくお願いします。」、3位「よろしくお願いします」と、前のめりな印象を好む傾向がうかがえたといいます。

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最後に、「チャットツールでのやりとりで「世代間ギャップ」を感じることはありますか」と聞いたところ、「とても感じる」(11.0%)と「やや感じる」(35.3%)を合わせて、全体の約半数の人が「感じる」と回答。この傾向は20代から50代まであまり差がなく、性別でみると女性よりも男性のほうが世代間ギャップを感じやすいことが分かりました。また、「ギャップを感じる理由」として、回答者からは以下のようなコメントが寄せられたそうです。

【ベテラン世代より】
▽ら抜き言葉にイラつくから(40代女性)
▽ワンチャンなど、普段あまり使わない言葉が頻繁に出てくる(40代男性)
▽スタンプが嫌(50代男性)
▽「りょ」等の略式にはついていけないと感じる(50代男性)
▽略語など社会人の常識からかけ離れている(50代女性)
▽仕事上の立場を超えて、馴れ馴れしくコミュニケーションをとってくるから(40代男性)
▽上司からの返信や、時間をかけてやってもらったことに対しても、いいね、のみで済ませているのを見ると自分はできないと思いギャップを感じます(40代女性)

【若手世代より】
▽毎回「お疲れ様です」というところ(20代男性)
▽年上世代の内輪ノリ(20代男性)
▽上の世代は絵文字で会話をしようとするから(20代女性)
▽「あれ、知らない?そっか若いもんね」とよく言われるため(20代女性)
▽!!がいろつきのとき(20代女性)
▽内容が寒い(30代男性)
▽顔文字の使い方や使うタイミングが古臭い(30代女性)
▽おじさんはチャットを使わないで電話してくる。チャットの文章が超長文で読む気が失せる(30代女性)