コロナ禍に入り3度目の冬を迎える中、冬ボーナスの支給有無と支給額の推移にどのような影響が出ているのでしょうか。全国の社会人548人に冬ボーナスについて調査をしたところ、約6割の人が「今冬のボーナス支給あり」と回答しました。その一方で、今冬ボーナス額の納得度については、半数以上の人が「不満」と回答したそうです。

キャリアや就職・転職全般に関する各種調査などを行う『Job総研』を運営する株式会社ライボが「2022年 冬ボーナス実態調査」と題して、20人〜1000人以上規模の会社に所属し、1年以内〜10年以上勤務している20〜50代の社会人男女を対象に2022年11月に実施した調査です。

まず、「今冬のボーナス支給有無」について聞いたところ、61.3%の人が「支給あり」と回答。また、「支給あり」と回答した336人に「支給額」を聞いたところ、平均が「69.8万円」で、中央値は「54.5万円」となりました。

続いて、2018年〜2022年の「冬ボーナスの支給有無」の割合をみると、「支給あり」は2021年の54.0%から7.3pt増加し、コロナ禍に入り初となる2020年の冬ボーナス時の50.0%と比較しても11.3ptの増加となりました。

また、2018年〜2022年の「冬ボーナスの支給額」の推移を比較したところ、平均で最も支給額が高いのは2020年の「71.3万円」、中央値で最も支給額が高いのは2019年と2021年の「55万円」となり、今冬ボーナス(平均69.8万円・中央値54.5万円)は平均額・中央値ともに、2番目に高い額となっていたそうです。

次に、「今冬ボーナス額の納得度」を聞いたところ、「とても不満」(14.1%)、「不満」(17.0%)、「やや不満」(21.4%)を合わせると52.5%の人が「不満」と回答。一方、「満足(「とても満足」4.4%、「満足」14.8%、「やや満足」28.3%の計)」と回答した人は47.5%となり、ボーナス額に不満を感じている人の方が多いことが分かりました。

また、「今冬ボーナスの支給あり」と回答した336人に「理想のボーナス額」を聞いたところ、平均は「173.0万円」で、中央値は「100万円」となり、理想と実際の額との間で大きな差がみられたといいます。

最後に、「今冬ボーナスの支給あり」と回答した336人に「今冬ボーナスの主な使い道」を聞いたところ、「預貯金」(63.4%)と答えた人が最も多く、次いで「買い物」(36.6%)、「旅行」(33.6%)、「投資」(31.0%)といった回答が続きました。

また、最多回答となった「貯金」について、「ボーナスから貯金に回す割合」を聞いたところ、「ほぼ全額貯金」(32.7%)、「半分以上を貯金」(34.2%)を合わせると、66.9%の人が「半分以上を貯金に回す」と回答。

ちなみに、「貯金に回す額」については、平均が「42.4万円」で、中央値が「30万円」となり、今冬ボーナスの支給額平均69.8万円に対して60.7%を貯金に回す結果となりました。

なお、回答者からは「物価高騰がこの先も続くことを考えるとボーナスもらっても使えない」「老後のための自己資金を貯めるためにボーナスの半分以上は貯金する予定」「ボーナスは貰えたけど少ない額なので資産運用に回して地道に増やします」などの声が寄せられたといいます。