JR西日本関連のニュースを聞くと、「京阪神エリア」というワードがよく出ます。それでは、JR西日本が定義する「京阪神エリア」はどの範囲を指すのでしょうか。「何となくわかってたつもり」から「しっかりわかる」ためにも、JR西日本がいう京阪神エリアについて、調べてみました。

意外に広範囲な京阪神エリア

そもそも、JR西日本では管内を「北陸エリア」「京阪神エリア」「和歌山・南紀エリア」「北近畿エリア」「岡山・福山エリア」「広島・山口エリア」「山陰エリア」「博多・小倉エリア」に区分しています。

エリアは基本的に、府県を基本としていますが、一部の府県は実際に駅が属する都道府県と、エリアの都道府県が一致していない場合もあります。

京阪神エリアに属する府県は、京都府(南部)、大阪府、兵庫県(南部)、滋賀県、奈良県、三重県(一部)です。

一般的に「京阪神」は京都市・大阪市・神戸市の3市の総称、もしくは3市を中心とした周辺地域を指します。JRが定義する「京阪神エリア」は後者に近い、といえるでしょう。

京阪神エリアに属する路線としては、琵琶湖線・JR京都線・神戸線(東海道・山陽本線)、大阪環状線、大和路線(関西本線)といった主要区間の他に、加古川線、桜井線(万葉まほろば線)、和歌山線王寺〜五条間といった地方交通線に該当するローカル線も含まれます。

谷川駅は京阪神エリアか北近畿エリアか

念のため、JR西日本が提供する遅延証明書のサイトも確認しました。こちらでも、上記のローカル線は、京阪神エリアに含まれていました。

ややこしいのは、兵庫県丹波市にある谷川駅の扱いです。谷川駅には、福知山線と加古川線が乗り入れます。先述したとおり、加古川線は京阪神エリアに含まれる一方、福知山線新三田〜福知山間は北近畿エリアに属します。つまり、谷川駅は京阪神エリアにも、北近畿エリアにも属する駅です。

福知山線では新三田駅が、京阪神エリアと北近畿エリアの境界駅となります。大阪駅発の普通、区間快速の多くは、新三田駅で折り返すことから、同駅は運行面においても重要な駅です。

同様に山陰本線は、園部以南が京阪神エリアに属し、京都〜園部間は「嵯峨野線」という名称が付けられています。京都発の快速は、園部駅での折り返しが、基本となっています。

阪和線はどっちだ?

ところが、京阪神エリアの定義と遅延証明書のサイトの間で、ズレが生じているのも事実です。たとえば、定義では阪和線長滝〜山中渓間は大阪府にもかかわらず、京阪神エリアではなく、和歌山・南紀エリアに属します。

一方、遅延証明書のサイトでは、阪和線全線が京阪神エリアになっています。このあたりは、利便性を考慮すると、しかたがない、といった感じでしょうか。

いずれにせよ、JR西日本の京阪神エリアは単に京都・大阪・神戸を指すのではなく、その周辺も含む広い地域であることを、知っておけばOKでしょう。

(まいどなニュース特約・新田 浩之)