家族がくも膜下出血を発症した前後の様子について克明に描いた漫画が大きな注目を集めている。

件の漫画は同人作家のみもふさん(@mimohu)がTwitter上に投稿した「母がくも膜下出血で倒れました(実録)」。

漫画によるとみもふさんの母は10月19日に自宅でくも膜下出血を発症。偶然居合わせたみもふさんに付き添われてすぐに緊急搬送され、比較的軽症だったため手術も成功したが、以後2週間は合併症のおそれがあるため集中治療室に収容。容体が安定して11月13日に退院するまで、本人もみもふさんら家族もたいへん辛い思いをしたのだという。

状況を詳細に描かれた全15ページに目を通すうちにひしひしと身に染みる、家族が健康に暮らしているということのかけがえのなさ。みもふさんの投稿に対し、読者からは

「まさに今、同じ状況で母が入院しております。
幸いにも一命は取り留めていますが、今後の事を考えると悩ましいです。
心配な事は多いかと思いますが、ご自身の時間も作り、自分自身も労って下さい。」

「本来なら仕事で親元に居なかったりする家庭が多い中、お母様の傍に偶然いらしたことは奇跡以外のなにものでもなかったと思います
これから寒い季節になりますから、お母様ご本人はもちろんですがみもふさんもご健康大事になさってくださいね」

「そう思うとクモ膜下出血を2回起こして2回とも無事で今幸せに暮らしてる星野源ってすごいんだなって改めて思う」

など数々の共感と感動の声が寄せられている。

みもふさんにお話を聞いた。

−−くも膜下出血を発症されるまでのお母様のご様子はどのようなものだったのでしょうか?

みもふ:これと言って変わった様子はありませんでした。この日は用事が複数あったため午前中から外出して忙しく動き回っていました。夏から一気に冬になったように寒くなったのを覚えています。普段、飲み物はゆっくり飲むイメージでしたので出した白湯を一気に飲んだのを見て「珍しいな」とは思いました。

−−みもふさまがお母様の異変に気付いてから病院到着まで、どれくらいの時間が経過していたのでしょうか?

みもふ:およそ30分ほどです。

−−早めに病院に運ばれたのが良かったのでしょうね。お母様のくも膜下出血発症にはなにか思い当たるような原因はあったのでしょうか?

みもふ:うろ覚えですが数年前に血液検査を受けた際、高血圧の検査結果を受けた気がします。発症後に受けた検査でも高血圧気味でした。発症1週間前に強いストレスを受ける出来事がありましたので、それも一要因だったのかもしれません。

−−最近のお母様やお父様のご様子についてお聞かせください。

みもふ:ほぼ日常生活に戻っています。母は書き物や目の疲れること(スマホや細かい字)をすると頭痛がするので今はほどほどにしています。筋力が完全には戻っていませんので無理をしない程度に身体を動かすようにしています。

父はまだ筋力が戻っていない母の行動を私と一緒になって手伝ったり、気遣って生活しています。

−−これまでのSNSの反響へのご感想をお聞かせください。

みもふ:多くの方からご家族やご自身の病気体験についてコメントを頂く中で、クモ膜下出血という病気は大病でありながら珍しい病気じゃないんだなと知りました。家族がクモ膜下出血で倒れて1カ月以上意識が戻らないという方もいて「もし自分だったら…」と思わずにはいられませんでした。

◇ ◇

くも膜下出血など脳出血は早期の対処が肝心。自身の場合も、身近な人の場合も、何か異変を感じた際はすぐに医師の診断を受けていただきたい。

みもふさんは現在、TwitterやpixivなどSNS上で、同人活動をテーマにしたオリジナル漫画「ぱこぺん」を不定期連載中。

「母がくも膜下出血で倒れました(実録)」とは180度異なるタッチだが、こちらもサブカル好きのツボを突く力作なので、ご興味のある方はぜひチェックしていただきたい。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)