「職場のスーパーはコロナで欠勤だらけなんだけど、ギリギリ業務を回していて、多分どの業種でも状況は同じはずなんだけど、豆腐もパンも発注した分きちんとお店に届いて開店できるのは、相当無理してる人たちのお陰なんだよね。こんな状況でコンビニやスーパーで食料買えるってすごいと思うのよ」とツイートしたのは雪見うどんさん(@BigUdonGIRLS)。

この投稿には、スーパーの店員の人はもちろん、関連する業種の人からもたくさんのリプライが寄せられ、「いいね」は4.9万件にもなりました。

「食品商社の者です。状況が変われば(流行や今回の疫病や災害)スーパー様へなんとか供給しようと日々頑張っております。商社、卸って認知度は高くないし、メーカーから直接仕入れてると思われがちですが、どんな状況であれ弊社からものが行きお客様に届けられるのはドライバー様のお陰です」

「卸業者です。すでにギリギリの緊迫感100%で毎日の出荷を乗り切ってます。お店の方にこう言っていただけるだけで勇気100倍です!涙が出ます」

「スーパー社員です。やはり欠品も少々ありますが、何より業者の方が代走で運んで頂けたりとなんとか商品が入ってきている状況です」

「日配は止まると家庭の食卓に大打撃!メーカーからトラックの人から品出しの人までみんなに感謝、感謝です」

陳列棚に物が揃っているのが当たり前と思って私たちは暮らしていますが、スーパーの店員だけでなく、店に商品が届くまでにも多くの人が関わっていることが分かります。ロンドン在住の日本人は「私の住んでいるロンドン郊外のスーパーは、棚がかなり空いてます。レジも人が足りないのか、長い列です」と、現地の情報を伝えてくれました。

スーパーで働く投稿者に、このツイートを通じて伝えたかったことを聞きました。

ーーまず、スーパーの現状から教えていただけますか。何人くらい休んでいるのですか。

「店員は総勢100名くらいいるのですが、個人情報なので、濃厚接触者も含め何人休んでいるかは分かりません。ただ、私が知っている人だけでも5人は休んでいます」

ーー品出しは以前に比べて大変ですか。

「全く人がいないわけではないのですが、今までのように開店時間に全て陳列できず、開店してからも出しています」

ーー仕事の負担が増えたように感じますか。

「欠勤した人の分を残っている全員がちょっとずつ負担してるので、そのちょっとが欠勤1人分2人分と増えて重みが増してる感じはします」

ーースーパーに陳列する商品を作っている人たちも同じコロナ禍を生きているわけですが、商品が欠品することはありますか。

「棚に商品が並ぶまでには、いろんな人が関わっています。私が勤める店にも無理を重ねて仕事している人がたくさんいますが、パンを発注しても欠品は少なく、物流が回り続けてるのは、普通ではないと思うんです」

ーーそれは見えないところで働く誰かが無理をしているということでしょうか。

「そうです。誰かが努力しているのだと思います。私は、このツイートを通じて、コロナ以前と変わることなく商品が並ぶのは、目に見えないところで過労働をしている人たちのおかげで、普通の生活が成り立っているのではないかと伝えたかったのです」

ーー「誰かが自己犠牲してくれてるのを感謝の言葉や気持ちだけでやり過ごそうとするから無理」という引用リツイートもありましたが。

「そうですね。感謝してもらえるのは有難いのですが、無理をして経済を回すことが本当に正しいのか政府に考えてほしいと思います」

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第7波は、これまでの感染者数を大幅に上回りました。それでも私たちはパンや米、牛乳、卵、肉などを、いつもと変わらず購入することができます。投稿者は、「それは誰かの自己犠牲の上に成り立っている」のだと言います。そのことを忘れないでおきたいですね。

(まいどなニュース特約・渡辺 陽)