5月1、2日の両日、日本全国でマスクを着けずにピクニックを楽しもうとした「全国同時ノーマスクピクニックデー」が4月中旬、SNS上で呼びかけられた。さすがに大炎上し発起人は中止を発表したが、ノーマスクに共鳴する人たちがピクニックを強行。“大阪会場”となった大阪城公園(大阪市)の担当者が憤慨した。

同公園を管理するパークセンターは、SNSなどで不穏な動きを把握。職員の見回りなどで警戒を強め、ノーマスク集会に断固NOの姿勢を見せていた。呼びかけがあった5月1、2日の大阪は、ピクニックどころではない悪天候。園内を見回る職員からも、トラブルの報告はなかったという。

ところが、大阪城公園内をマスクをせずにねり歩く集団がSNS上で開催報告する画像や動画をパークセンターの職員らが発見した。担当者は「5月3日にそういう動きがあったのをSNS上で確認しました」と話す。職員や公園利用者からの通報はなかったという。

担当者が指摘したSNS上の画像や動画によると、プラカードを持った集団が「マスクを外そう」などと呼びかけながら園内をねり歩いたり、ノーマスクピクニックを行っていた。

新型コロナウイルスの第4波到来で、大阪の医療崩壊が叫ばれる中でのマスクなし集会。イベント開催に必要な所定の手続きを取ってほしいと訴え、その上でマスク着用をお願いするとしていたパークセンターの担当者は「滑稽ですよね」と憤慨する。

公園利用者で、ジョギングや深呼吸などをする際に、距離を取った上でマスクを外す人もいるといい「きれいな空気を吸いたいと、マスクを外す人もいる。そのことが悪いとは言いません」と前置きした上で、こう続けた。

「声高にノーマスクを訴える人たちが、いまの状況下でマスクをせずに園内を集団でねり歩くことが本当に正しい行為なのか。マスクをしないことが正しい行為と主張するなら、ちょっとスベっている感じがする。それを支持するのか」。

発起人の中止呼びかけや周囲の迷惑をかえりみず、ノーマスクピクニックだけがひとり歩きしてしまった。

(まいどなニュース/デイリースポーツ・杉田 康人)