「近鉄」の略称で関西人や鉄道ファンに愛される近畿日本鉄道がお得すぎるフリーパスの発売を発表し、大きな注目を集めている。

件のフリーパスとは11月4日から発売される「近鉄全線3日間フリーきっぷ」。その名の通り、近鉄電車が3日間乗り放題となるきっぷなのだが、なんと言っても注目のポイントはたったの3000円(※こども1500円)という激安な価格設定。

たとえば大阪難波駅(大阪市)から近鉄名古屋駅(名古屋市)へは片道料金でも2410円かかるので、このきっぷを使えば鉄道の旅が大幅にお得に楽しめると言うわけだ。しかもダメ押しとばかりに、近鉄グループの観光施設の割引や駅ナカのファミリーマートで利用できる飲料引換券といった特典までついてくるらしい。

なぜこのタイミングでこんなにもお得な激安フリーパスが発売されるのだろうか? 近畿日本鉄道の広報部にお話をうかがってみた。

中将タカノリ(以下「中将」):3日間乗り放題でしかも諸々の特典がついて3000円というたいへん豪快なフリーパス「近鉄全線3日間フリーきっぷ」を発売されるきっかけをお聞かせください。

担当者:国内旅行需要は、近距離から中長距離へ段階的に回復していくと想定し、当社では7月から「近鉄1dayおでかけきっぷ」 を発売してまいりました。

そして今般、国内中長距離への旅行需要が回復しつつある状況を受け、「近鉄全線3日間フリーきっぷ」を発売することとしました。本きっぷを利用して、沿線へのおでかけやご旅行へ気軽に近鉄電車をご利用いただきたいと考えています。

中将:3日も乗り放題となるとどこに行っていいのか迷ってしまいますが、近鉄さんおすすめの利用方法や観光スポットがあればお聞かせください。

担当者:ハルカス300の展望台やあべのハルカス美術館(ともに大阪阿部野橋駅が最寄り)、志摩スペイン村(鵜方駅が最寄り)など割引特典をセットしている近鉄グループ沿線施設をおすすめします 。

近鉄沿線は2府3県と広く、 魅力的なスポットがたくさんありますので、 3日間めいっぱい周遊を楽しんでいただければと思います。

中将:以前にも同じくらいお得なフリーきっぷは存在したのでしょうか?

担当者:3日間全線フリーきっぷとしては、今回のものが最もお得です。

たとえば従来の「近鉄週末フリーパス」は金土日もしくは土日月の3日間、近鉄全線乗降自由で、葛城山ロープウェイ50%割引(片道または往復の1回)という内容で4200円(※小児2100円)します。

中将:より自由に、安くなっていますね…。現状、問い合わせなど反響の手ごたえは感じておられますか?

担当者:はい、複数のお問い合わせをいただいています。

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鉄道バー「駅」のマスターで生粋の鉄道ファンとして知られるきんてつじろうさんにも「近鉄全線3日間フリーきっぷ」についてお話をうかがった。

中将:じろうさんはこの「近鉄全線3日間フリーきっぷ」についてどう思われますか?

じろう:これまでにも「近鉄週末フリーパス」という3日間使えるフリーパスは存在したんですが、金土日か土日月しか選べませんでした。それにくらべて「近鉄全線3日間フリーきっぷ」は曜日関係なしでしかも3000円! はっきり言って超お得だと思います。鉄道ファンの間でも話題になっていますし、かなり売れるんじゃないでしょうか。

中将:もうこのフリーパスを使っていろいろ行く予定はあるんですか?

じろう:もちろんこの機会に近鉄の旅を楽しみたいんですが、お店があるんで3日間出歩くのが難しいんですよね…(涙)。でも1回は買ってしまうと思います。

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「近鉄全線3日間フリーきっぷ」の発売期間は11月4日から2021年2月26日まで(有効期間は11月5日から来年3月1日まで)。沿線2府3県の駅や観光施設をめぐるのはもちろん、紅葉を楽しんだり初詣に行ったりとさまざまな目的に利用できそうだ。関西にお住まい方はもちろん、他の地域から来られる方にもぜひこのお得すぎるフリーパスを活用していただければと思う。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)