落としてしまったAirPodsのイヤホンケースに刻印していた「唐揚げ大好き」という文言が、落し物が戻ってくる助けになった、という趣旨のツイートが画像とともに4月12日に投稿され、SNSで大注目を集めました。ツイートしたのは咲羅(@skr_0221)さん。投稿には4月16日現在、13.6万件ものいいね、がついています。

 落としてしまったイヤホンについて警察に電話でお問い合わせした際、この印字と併せてケース裏面に蛍光イエローのパンダがついていることなども説明したことで確認が取れ、無事にイヤホンは戻ってきたそう。詳しい経緯を咲羅さんにお聞きました。

――イヤホンケースを落とした後、お手元に戻るまでの経緯を教えてください。

 隣県への1人旅行(コロナ対策済)の際に紛失しました。帰宅後、紛失に気付き宿泊した旅館に問い合わせしましたが届いておらず、利用したJRの「JR西日本お忘れ物チャット」サービスから該当の駅で3日ほど保管期間を経て所轄の警察署に移管された旨をオペレーターから聞きました。

――そこで投稿にありました「そちらに落とし物でイヤホンが届いてると思うんですけども…(取得番号)」と電話でお問い合わせする流れに…。

 駅から警察に遺失物を移管する際「いつどこで見つけたものか」わかるよう日付と場所、番号が割り当てられており、その番号を駅の方から教えてもらい、所轄の警察に番号を伝えてイヤホンを確認してもらいました。

――投稿された内容によると、刻印だけでなく他にも確認事項があったそうですが。

 番号を伝えた後、一旦保留となり警察の担当者が実物を手元に持ってAppleのワイヤレスイヤホン(白色)であることを確認され、こちらからツイート内容の刻印がある事を伝えました。

 担当の方も確認出来ました、と言われましたが、さらに「他に特徴がありますか?」と聞かれたので裏面に黄色いパンダのシールを貼っていると伝え、それで確認が出来ました。この時一度電話が保留になったので、向こうで裏面も確認出来たなら本人という事で大丈夫だろうという流れになったのだろうと思います。

 今回他県の警察で預かっていただいており、新型コロナが再度蔓延していた時期で移動距離が大きい事もあり、イヤホンは郵送着払いで自宅へ送って頂きました。届いた封筒の中には受領書が同封されており、こちらに署名をして警察へ返送し、一連の手続きはこれで終了しています。

――お疲れさまでした。ところで、アカウントのヘッダーも唐揚げですね!

 唐揚げエピソードとしては大学生の頃にお弁当屋さんで唐揚げ弁当をよく買っていたら、店外でレジの人に会った時に「唐揚げの…!」と声をかけて頂いた事があります。友人やフォロワーの方からも唐揚げ好きが認知されており、一緒にご飯に行くと唐揚げを頼む?と毎回聞かれます

――なぜ、この個性的な文言をケースに刻印しよう、と思われたのかもぜひ教えてください。

 Apple公式オンラインサイトで購入すると無料で好きな文字や絵文字を刻印出来るとの事だったので、名前を入れるよりもちょっと人と違うもので自分らしいものを入れるかなぁと思ってこの文言にしました。

――そうでしたか。今回の投稿には大反響があり、「これはすばらしいライフハック」という声も寄せられていますね。

 たまたま拾った方が駅へ届けて、落とし物管理の備考欄とかに特徴として刻印が記されていた等、偶然が重なって手元に戻って来たのでライフハックと言われるほどのものかなぁとちょっと困惑しています(笑)。

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 さらに「刻印入れておけば戻ってくるものでも無いので、やはり無くさないに越したことはないと思います」と続ける咲羅さん。ともあれ落し物が無事に手元に戻って本当に良かったです。何ごとも本人確認が求められる現代、「こうしておけば絶対安心」という唯一の方法はなくとも、自身の特質を物に記することは、その際の一助になるのかもしれませんね。

(まいどなニュース特約・山本 明)