福岡県で5才の男の子が餓死した事件で、今年3月その母親とママ友が逮捕されましたが、ママ友にまるで洗脳されたかのような2人の関係性が話題になりました。ママ友のトラブルは近年増加しているといいます。無視やLINEグループ外し、悪口に陰口、価値観の押し付け、マウントなど、その種類はさまざまです。兵庫県在住の真奈さん(仮名・30代)も、ママ友トラブルに巻き込まれた一人です。

真奈さんのもとに、ある日突然、知り合って1年ほどのママ友(A子さん)から「絶縁メール」が届きました。

――絶縁メールの内容について教えていただけますか

真奈さん:はい、A子さんから来た絶縁メールには「あなたの子育て方針が気に入らない。あなたの考え方はおかしい、情報が後出しだ」と書かれていました。

――A子さんが怒っていることは何だったのでしょう?

真奈さん:不登校気味の娘が新しいクラスになじめなくて、クラスの子たちからもいじめられていたので担任の先生に相談をしていたのです。

しかし、A子さんは「子どものいじめをいちいち担任に相談するなんておかしい。親が子どもの世界に口出しをするなんてありえない」「自分の子どもの味方をするのは間違えている。私は自分の子がいじめられても絶対に自分の子を擁護しない。いじめられる方が悪い」…など文字数にして1000文字程でしょうか。びっしりと私への行動に対する批判や恨みが書きつづられていました。

――そもそもA子さんとはどのような関係だったのですか?

真奈さん:A子さんと知り合ったきっかけは小学校のお迎えでした。挨拶をするうちに親しくなり、A子さんに「連絡先を交換しませんか」と言われて連絡先を交換しました。

ただ、いくら親しくても子どものことや家族のことで話したくないことだってありますよね。しかしA子さんは「私は聞いていない。私に話さないのはおかしい」と言って怒っていました。

――それで「情報が後出しだ」などとも書かれていたのですね。

真奈さん:メールの最後には「あなたとは考え方が違うから二度と私に話しかけてこないでください。私はこれ以上あなたと話すことはなにもありません。さようなら」と書かれていて、一方的に絶縁されました。

――A子さんから届いたメールを読んでどのように思われましたか?

真奈さん:そうですね、世の中にはいろいろな人がいますし、いろんな考え方があって当然だと思います。しかし、考え方が違うからといっていちいち相手を攻撃しなければいけないのかなと思いました。もし価値観が合わないと思えば、事を荒らげずに静かにフェードアウトすればいいのではないでしょうか。またメールの内容からA子さん自身が心に余裕がなくてひどく病んでるように感じました。

人との距離感は大切

ママ友は「仲よしこよし」をするお友だちではありません。子どもがたまたま同じ学校の同級生や同じ幼稚園、同じ習い事というだけで、親同士は気の合う友達ではありません。ただの知り合い、顔見知りです。そこを忘れて仲よくなろうとしたり、友達になろうとすると失敗してしまうことも多いです。

もし仮に仲よくなったとしても、相手の子育ての方針や家庭のことに口出しをするということはご法度です。親しき仲にも礼儀ありを忘れないよう上手にお付き合いをしましょう。

(まいどなニュース特約・長岡 杏果)