梓ちゃん(通称アズたん・2歳・メス)は、交通事故で亡くなった母猫のそばに兄弟3匹でいたところを保護された。生後2〜3カ月くらいだったという。

宮崎県に住むNさんは心身に不調のある長男がずっと「猫を飼いたい」と言っていたので、アニマルセラピーのようになればと思い、保護猫を飼うことにした。それまでは夫は動物が嫌いで、Nさんは犬派だったのでずっと反対してきた。

2018年11月21日、譲渡サイトを見ていた時にビビビ!ときたのがアズたんだった。

「保護主さんと待ち合わせをした場所に長男と一緒にアズたんをもらいに行ったのですが、ペットショップで売っている猫より可愛いと思いました」

腕の中でフミフミ

最初は長男の部屋で飼っていたが、準備していたアズたん専用のハウスの中や部屋の隅で小さくなって怯えていた。アズたんにごはんを与えても食べないので、長男がハウスの中にフードを入れたが、入れるたびにシャーシャー威嚇した。しかし、3日目にはスリスリ甘えるようになった。だいぶ慣れてきて、抱っこしていたら腕の中でフミフミしてきて、Nさんは、すっかりメロメロになってしまったという。

名前は長男が好きなアニメのキャラクター、中野梓にちなんでいる。

長男の体調が回復

性格はツンデレ。後から来たタロくんへの母性愛が強めで、よく添い寝したりグルーミングをしているが、いじめることもあるという。

「飼い主にも甘える時と噛んだり引っ掻いたりする時の差が激しいんです」

アズたんは、もともと壁に開いていた小さな穴を広げそこから天井裏に行き、天井裏を満喫していたことがあるが、家族は脱走したのではないかと心配したことがある。もちろん、天井裏なので事なきを得た。

アズたんを迎えて長男の体調が良くなり、家族の笑顔が増えた。夜中に騒がしかったり、朝早く起こされたり、ベッドを占領されたりして、以前のように安眠できなくなっが、幸福度はぐっと上がったという。

(まいどなニュース特約・渡辺 陽)