山田うどんと言えば、埼玉県民のソウルフードとして有名です。看板には「ファミリー食堂」と書かれ、トレードマークのやじろべえのような赤色のカカシくんが出迎えてくれます。店舗はロードサイドにあることも多く職業ドライバーが入りやすいという特徴もあります。また埼玉県だけでなく、関東一帯でも店舗展開をしています。そんな山田うどんがおうちで、しかも手打ちで楽しめる「手打ちキットシリーズ」があるのを知っていますか?

子どもだけでなく大人もしっかり楽しめる

コロナ禍でリモートの生活にシフトしていることから巣ごもり需要が増えています。おうちで食事を作るのもそろそろ飽きてきたという人には、山田うどんの「手打ちうどんキット」をオススメします。そこで今回はうどんの味や食感そのものを楽しみたいため、「素うどん(税込み・送料別2200円)」の手打ちうどんキットにチャレンジしてみました。

手打ちうどんキットの内容は、うどんの玉(大人2人前×2玉)、つゆ(ストレートつゆ4袋)、打ち粉(2袋)、カカシマーク入り麺棒、ビニールシート(2枚)、修了証書、社長からのお手紙が入っていました。クール便(冷凍)で届くため、箱に霜がついていましたが、うどんの玉やつゆが解けないうちに冷凍庫に移動します。作り方は箱にも細かく書いてありますが、「おうち山田うどん」の公式YouTubeではカカシくんがわかりやすく解説してくれます。

作り方ですが、まず、うどんを打つ日の24時間前に冷凍庫に入っているうどんの玉を冷蔵庫へ移動して解凍しておきます。さらに打つ1時間前には常温にしておきなじませます。うどんの玉が入ったビニール袋の端を切ってから足踏みするのですが、食べ物を踏むというのはちょっと罪悪感があるため、できればきれいな靴下に履き替えておきましょう。

数回踏んでクレープ状に広がった生地をビニール袋から取り出し、縦に半分、横に半分に折ってまたビニール袋に入れて足踏みし、この作業を4回繰り返します。

平らになった生地をビニール袋から取り出して、中に練り込んでいくようにして団子を作り、またビニール袋に入れて常温で1時間熟成発酵させます。延ばし作業では大きなテーブルがないため、今回は床に添付のビニールを敷いて四隅をテープで固定しました。シートの中央に打ち粉をして麺棒で延ばしていき、生地の厚さが3〜4mm、直径が麺棒の長さになるくらいまで延ばしたら生地の表裏にたっぷり打ち粉をしてびょうぶたたみにします。

包丁切りでは、3〜4mm幅で押し切りにしてカットしていきます。このときにカットした断面同士がくっつかないように打ち粉をかけるといいかもしれません。最後は打ち粉を払い落とします。

あとは沸騰した鍋に14分前後茹で上げます。茹で上がった麺だけを取り出して水洗いし、麺表面のぬめりを取って、さっきのお湯に戻して麺を温めます。あとは湯切りして器に入れて、温めておいたつゆをかければ完成!

作るだけでも楽しいのですが、肝心の味はというと……。もちもちとした食感で、汁の味は薄口の鰹だし。関東、特に東京のうどんやそばのつゆはとても濃い味にできているため初めて食べる人はびっくりするのですが、それに比べマイルドで薄口の優しい味で、子どもでも美味しくいただけますね。

店舗と比べると麺にコシがありつゆにダシ感がある?

手打ちうどんキットは、自分で作る達成感や満足感があり美味しかったのですが、店で提供しているうどんとは違いがあるのでしょうか? 山田うどん(山田食品)の江橋さんに伺ってみました。

――店舗で提供しているうどんとの違いはあるのでしょうか?

「材料の粉は、店舗のうどんも手打ちうどんキットも同じで、打ちたて茹でたてで食べるのが手打ちうどんキットになり、茹で麺にして翌日以降食べるのが店舗のうどんです。この違いで生麺独特のコシのあるうどんか、茹で麺独特のコシはないけれどプリプリでどこか懐かしい感じのするうどんになります。店舗のうどんは冷蔵品のため現在は通販しておりません」

――つゆにも違いはあるのでしょうか?

「つゆも異なります。手打ちうどんキットのつゆは、コシのある生麺にあうようにダシ感を強く感じるようにしています。逆に店舗のつゆは、茹で麺にあうよう醤油感を強く感じるようにしています」

なるほど、手打ちうどんキットの麺はコシがありつゆはダシ感を強めているとのこと。近所に山田うどんの店があれば、ぜひ比べてみたいと思いました。

今回は「素うどん」を作ってみましたが、他にも夏休み限定の「自由研究キット(税込み・送料別2400円)」「カレーうどん(税込み・送料別2600円)」「きつねうどん(税込み・送料別2400円)」「肉汁つけ麺(税込み・送料別2800円)」「紅白うどんキット(税込み・送料別2200円)」があり、すべて大人4人前分。夏休みにお子さんと一緒にうどん作りしてみてはいかが?

(まいどなニュース特約・鈴木 博之)