新型コロナウイルス感染症の影響でリモートワークが推進されています。近ごろ特に増えているのが「子どもを自宅で保育しながらリモートで働けるよ」というような職業訓練や求人の広告です。「お家で子どもを見ながら楽しく副業」「お家で子どもの成長を見守りながら収入を得よう」といった言葉が並んでいますが、はたしてそんなことは可能なのでしょうか。実際に、未就園児を自宅でみながらリモートワークに取り組んだ実体験をもとに検証します。

結論から言えば…かなり難易度は高い

結論から言えば、フルリモート×自宅保育で正規雇用で働くのはかなり難易度が高いといえます。ですが、副業であれば、自宅保育をしながらのリモートワークは可能といえるでしょう。そう感じる理由は2つあります。

▽子どもの生活リズムを考えると難しい

最たる理由は子ども自身の問題。乳児であれば1人で静かに遊べるし、1日家にいたとしても問題はないかもしれません。ですが、乳児期は特に昼寝の時などに親がついていなければ寝付かない子も多いです。また、頻回のおむつ交換などで作業が滞ることも考えられます。2〜3歳であれば週5日家の中で過ごすのは現実的に難しいといえます。また、兄弟がいなければ目の前にいる母親と遊びたがる子も多いため母親が同じ空間にいるという環境では子どもが「お母さんは仕事をしているから遊べない」という配慮をすることは難しいでしょう。

▽子どもの声は意外と仕事に集中できない

普段聞き慣れているつもりでも意外と子どもの声は仕事の集中力をかけさせます。特に、子どもの声の配慮が必要となるのがweb会議。リモートワークでもweb上でミーティングや会議の機会が多いので、子どもの声などが入り集中しにくいというお声も多く聞かれました。副業であればお昼寝中や夜間の就寝後などのまとまった時間で作業が可能なので副業ならアリという結論になるのです。

3歳双子×フリーライターの1日は?

それでは、3歳双子を育てながらフルリモートで働くフリーライターの1日をご紹介します。

▽午前中はとことん子どもに付き合う

朝起きてからは、メールをチェックしますが基本的に午前中は子どもとの時間。公園に連れて行ったり午前中で帰宅できる場所ならどこへでも連れていきます。メールの確認をして急ぎのものはスマホを活用して返しますが、基本的にはスマホもいじりません。まずは、午前中で子どもの欲求を満たします。

▽仕事は午後と夜間が勝負

昼食後、1〜2時間昼寝をするので、ここからが仕事タイム。おやつの時間まで一気に仕事を片つけます。おやつをあげたらまた、仕事をして、午後は3時間程度仕事をこなします。

また、寝かしつけ後も仕事タイム。仕事の量があるときには夜中まで仕事をして、睡眠時間が3時間程度になることもあります。このスケジュールで1日6時間程度仕事時間を確保しています。

未就園児の自宅保育×リモートワークのメリット・デメリット

未就園児を自宅保育しながら働くことのメリットとデメリットについてもご紹介します。

▽自宅保育×リモートワークのメリットは?

メリットはやはり子どもの成長を間近で見ていられること。時間のやりくりさえうまくできれば子どもと過ごしながら正社員並みの収入を得ることもできるのは、最大のメリットであるといえるでしょう。また、自宅保育をしているため、保育園への料金はかかりません。節約をしながら稼いでいけるという点ではメリットなるでしょう。

また、自由が利くため、子ども絡みの地域のイベントなどにも参加できますし自分で仕事の計画を立てるので子どもと遊ぶ時間もとることができます。

▽自宅保育×リモートワークのデメリットは?

デメリットは自分の時間がほぼないこと。子どもが寝ている時間、本来ならば自分の自由時間に充てられますが、その時間も仕事をしなければなりません。自分の時間が十分に確保できないことでストレスが溜まる可能性が考えられます。

また、子どもは体調をいつ崩すかわかりません。体調を崩せば仕事がストップしてしまうこともありますし、いやいや期などであればすんなりいうことを聞かないので、仕事が計画通りに進みません。仕事が思い通りに進まないというのもデメリットとして十分に考えられるでしょう。

更に仕事の内容によっては、繁忙期があることも。そうすると仕事ばかりしていて子どもと満足に遊べていないことに申し訳ない気持ちになることもあるのです。

子育て×リモートワークどうすれば続けられる?

子育てをしながらリモートワークを頑張りたいと考えた時には、どうすればいいのでしょうか。

▽自分の時間も確保できるようにスケジューリングをする

リモートワークではどうしても仕事と自分の時間の境がなくなり、時間があればあるだけ仕事を使用と考えてしまいます。そうならないように、まずは自分の時間も確保できるようにスケジューリングをすることが必要でしょう。

▽頼れるものにはすべて頼る

リモートワーク=自宅にずっといるからとなかなか人に頼りづらいものです。ですが、リモートとはいえ、自宅で仕事をしているのですから頼れるものには頼りましょう。例えば会議の時間は子どもを祖父母へ預かってもらったり、ベビーシッターを雇ったり、食事などはテイクアウトにしたりと頼れる資源を活用してみましょう。

近年ではベビーシッターの制度も進み、体調不良でも面倒を見てくれるベビーシッターや英会話を預かっている時間に行ってくれるベビーシッターもいます。予算と、子どものあうあわないを見極めて活用してみましょう。

▽仕事量を調整する

収入よりもまずは子どもの時間と自分の疲労度に合わせて仕事を調整することがベスト。疲労困憊のままでは仕事も進みませんし、子どもとの時間も十分にはとれません。自分のキャパシティーに合わせて仕事をいれることがベストといえるのです。

自分のライフスタイルなども見直しつつ検討しよう

自宅保育×リモートワークは一見するとキラキラした世界に見えますが、ママには負担も多いです。自分のライフスタイルや体力、子どもの性格なども考えて、やっていけそう!と思った方は初めてみてはいかがでしょうか。 

(まいどなニュース/BRAVA編集部)