アパレル店員さんからの声かけの是非がSNS上で話題になっている。

きっかけになったのは元アパレル店員というふっきんさん(@666pack_666)の

「皆が嫌がる声かけアパレル店員歴結構長かったんですけど、最初は自分基準でもの考えるから話しかけないほうがいいんじゃないかと思ってたけど世の中意外と話しかけられると嬉しくて買い物しちゃう人多いんだよね ツイッターやらないようなタイプの人達だからツイッターにはいない」という投稿。

たしかに店員からの声かけをどう感じるかは人や場面によってそれぞれ。自分の意思がはっきり決まっていたり、人見知りの人にとっては苦になるだろうし、聞きたい事があったりおしゃべりが好きな人だったらむしろ喜ばしいことだろう。それを適切に見極めなければならない店員の苦労…。ふっきんさんの投稿に対しSNSユーザー達からは

「ワイ、だいたい店というものには目的ありきで来ているのでむしろ自分で話しかけてええもん見繕ってくんろ…とするのが多い。」

「中には『お店で全然声かけてくれなかったなんで』というクレームもくるのです。(アパレル店員5年目) 距離感というのは難しいですし、勿論嫌がる人がいることも重々承知の上です。 これが仕事ですので、、」

「自分は店員さんに話しかけられたい人です。 コーデとか自分のセンスに自信がないので欲しいアウター決めてからズボンとインナーは店員さんにいくつかセレクトしてもらってまとめ買いしてます。 そのブランドが好きでお店に行ってるのでブランドの話したり聞くのが楽しいですね」

「わかります。イエスマン(キリストではない)な僕は予算をこれくらいと決めてても店員におだてられたら、もう一点買っちゃうか〜てなってました。」

「とてもわかりみが深いです…!現在アパレル店員ですが、Twitterやらなさそうな方がやはり声をかけてくださりますね! そしてにこにこと試着して買われていきます。 声をかけない方がむしろクレームにつながりますよね…苦笑」

など数々のコメントが寄せられている。

ふっきんさんにお話をうかがってみた。

中将タカノリ(以下「中将」):声かけが有効なお客さんには何か共通した傾向はあるのでしょうか?

ふっきん:どんなお客様もお声かけしてみるまでは声かけが有効かどうか見極めるのは難しいですが、 商品を手に取ってじっくり見ている方はお買い物目的の方の確率が高いので積極的にお声かけしていました。 ご家族連れ、お友達のグループも誰かがお買い物をしてると自分もしたくなる心理が働くので 、お声かけしてみると思った以上にお買い物してくれることが多いです。

ただカップルに関しては「カップルでデート中に話しかけるのはやめてほしい」とのコメントを頂いたのですが 、そのように店員のサポートが必要なさそうでしたらお声かけは控えておりました。

中将:アパレル店員として、声かけが有効なお客に対しどのように感じておられたでしょうか?

ふっきん:最初から欲しいものが決まっているお客様は入店直後にお客様側から声をかけてくれるので、 欲しいものはあるけど迷っていたり聞くのが恥ずかしかったりして困っている方が安心して楽しくお買い物できるように、商品知識や会話をもとにサポートすることを念頭に置いて接客していました。 買い物は楽しいですが一人で本当に欲しいものを選ぶのは結構大変だったりするので 、気軽に店員の知識やコーデを参考にお買い物に役立てていただきたいなと感じていました。

中将:これまでのSNSの反響へのご感想をお聞かせください。

ふっきん:今までSNSでは店員に声をかけられるのが嫌だという方が多く見受けられたので、「実際店員をしていたときは 会話が弾んでお買い物に繋がることが多かったけどなぁ」と思って呟いたのですが、 話しかけられるのが怖いお客様も、好きなお客様も、元・現役のアパレル店員さんからも沢山コメントが来てびっくりしました。お店にもよるんですがお声かけしないと叱られたり、仕事なので売上も気にしないといけない店員さんが殆どだと思うので、素敵な買い物ができたらお会計のときに伝えてもらえるときっと嬉しいと思います。

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お客としての立場では、いとも簡単に好き嫌いや良し悪しを言ってしまうが、アパレル店員はプロフェッショナルとしてさまざまな配慮や工夫をされている。これまで声かけが嫌いだったという方も、一度そういうことを念頭に置いて店員さんと話をしてみれば、新しい発見があるかもしれない。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)