「認知症のばあちゃんが最近白米を食べないとのことでおいしいふりかけ持って行ったらめちゃくちゃ喜んでくれて帰りに『これ持って帰りんさい』ってふりかけ渡された。ありがとね〜」とツイートしたのは、広島県在住のはみがきさん(@___1_9_9_0)。どんな状況の出来事だったのか、詳しく話を聞きました。

ほんわかエピソードの反面、ちょっぴり切なさも感じてしまうツイートには「うちのばあちゃんかとおもいましたーー」「優しさのブーメランって悲しい…」「うちのおばあちゃんも朝ごはんの食パン買いに行きたいって言うからスーパー連れてったら『りさちゃん今日はありがとうねぇこれ持って帰って〜』ってその食パン渡された」などと共感する声が。

一方で「かわいいが過ぎる」「よっぽど気に入ってくれたって事じゃーん!!!はっぴー」「かわいい泣きそうになった」「優しさのコンボだ」「自分より孫…かわいい…」といったポジティブな感想や、
「誰にもらったかは覚えてないけど、貰ってとても嬉しかった事は覚えていて“これだけ貰って嬉しかった物なら孫もきっと喜んでくれるはず”と思いお土産に持たせてくれたんでしょうね。ふりかけは手元に帰ってきましたが、お互いの愛情はそれぞれ心で受け取っているんですね」と、優しさにあふれたコメントもありました。

それと同時に、「白いお茶碗に白米が盛られていると空のお茶碗に見えるんだよ。と介護施設で教わったことがありました。何より美味しく召し上がられたのは嬉しい事でしたね」
「飯椀の内側は白くないですか!?高齢者には、飯椀の白色と白米の白色の見分けがつかなくなる人がいます。ふりかけは良いアイデアだと思います。よければ、色付きの飯椀もお試しください」
と、視力の低下から白いご飯が見えづらくなって食べていない可能性もあったと指摘し、今後そんな状況になったときののための対策の1つとして教えてくれる人もいました。

投稿主のはみがきさんは、お祖母様の言葉をどのように受け止めたのでしょうか。

――お祖母様がふりかけで美味しそうにご飯を食べてくれたことについての感想は?

「祖母は老人ホームで過ごしているのですが、コロナで面会が制限されてしまっていたので久しぶりに面会した時の出来事でした。認知症になってから怒りやすくなったり、色々なことに拒否をしたりするようになっていました。でもふりかけは快く受け入れてくれて嬉しかったし、ご飯を食べてくれるようになって安心しました」

――ふりかけはどこのメーカーのものでしょうか?

「地元のうどん屋さんに売ってある、私がおすすめのワカメふりかけです。そのうどん屋さんのワカメおむすびが美味しくて、たまたまそのふりかけが売ってあったので。(面会するまで)祖母は食べたことはありませんでした」

――お土産のつもりだったふりかけが、お返しになってしまいましたね。

「“わたしがあげたこと忘れちゃったんだ”って少しショックでしたが、まぁ認知症だし仕方ないかと思ってました。でも、リプで“美味しいと思った物を孫に食べさせたい、おばあちゃんの優しさ”ってあって、捉え方がだいぶ変わりました」

ーーもしかすると、白ごはんが見えづらかったのかもという指摘に対してはどう思われましたか?

「素直になるほどな〜と、思いました。たくさんの方に拡散していただけたことで、専門職の方の意見も聞くことができ改めて勉強になりました」

◇ ◇

ちなみに「これ持って帰りんさい」と言われたふりかけは、いつでもお祖母様が食べられるように「必要なときにあげてください」とスタッフの方に託したそうです。

「認知症になっても、笑顔は変わらず優しい祖母です」と語ってくれたはみがきさんは、他にもエピソードを紹介してくれました。

「さっき認知症のばあちゃんに久しぶりに電話したら『毎日しつこい』って言われて切られたのめちゃくちゃよかった」

「認知症で施設にいるばあちゃん、窓の外から面会できたんだけど今日も『アンタの肩ねこ乗っとる!』て言われた ねこだいすきだからウレシ」

お祖母様との会話を楽しんでいるはみがきさん、今も交流がしっかりと続いているのは羨ましい関係性ですよね。Twitterでは、そんなはみがきさんのちょっとしたことからでもおもしろさを見出す日常が綴られています。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・中河 桃子)