チャッチャッチャッ…ペットの爪が床にあたる音を聞いて、亡くなった犬くんが歩いてきたのかとハッとする漫画「音への反応が身についとる」が話題です。漫画家の「松本ひで吉(@hidekiccan)」さんにお話を聞きました。

「音への反応が身についとる」実は猫の足音でした

 実家に帰っていた松本さんは、背後から聞こえた「チャッチャッチャッ」という音にハッとします。それはまるで5月に亡くなった犬くんの足音のようでした。しかし、音を鳴らしながら現れたのは猫さまです。

 猫さまを抱っこして足の爪をチェックする松本さん。やはり爪が伸びていたので「今週切ろうね」と声をかけます。

 その晩、松本さんが寝ていると爪の音が近づいてきました。寝ぼけながら犬くんが来た…とぼんやり思った松本さんでしたが、腕の中に入ってきたのは猫さまでした。

「ああ…そっか猫だった」亡き犬も一緒に眠っている気持ちに

 猫さまの爪が伸びていたことを思い出す松本さんでしたが、その晩は犬くんが生きていたときと同じようにみんなで寝ている気がしたのでした。漫画には松本さんと猫さまと犬くんが、穏やかな表情で寄り添って眠る様子が描かれています。

「何だか目の前が潤んで見える」
「フローリングを歩くときの爪がチャッチャッて音なるの今だに覚えてる。外で他所のワンちゃんがコンクリートの道、チャッチャッ音出しながら歩いてるの見ると、うちもだったなぁって。お盆、少し帰ってくるかな」
「泣いちゃう泣いちゃう でも、本当に犬くんも一緒にねんねしてたでしょうね」

 この漫画に、天真爛漫な犬くんを思い出して、きっと一緒に寝ていたのだと想像するフォロワーさんたち。ツイートは7.3万の「いいね」がついています。

 また、「足音が聞こえた」「鳴き声が聞こえた」などと、亡くなったペットがそばにいると感じたときのことをコメントする人もいました。松本さんに聞きました。

──猫さまの爪をご両親は切られないのですか?

 私しか切らないです。

──そうなのですね。猫さまは、爪を切られているときは変わらず「大物感」を出しているのでしょうか。

 はい、全く動じることなく堂々と切らせてくれます。

──猫さまスゴイ。爪切りが苦手な子とそうじゃない子の違いってなんなのでしょうね。リプライを見ると、亡くなったペットがそばにいると感じたことがある人が多いようです。

 わたしはそういうの全然感じられないほうなので、なんだかうらやましいです。

──音以外で感じられることはありませんか? 願望なのだと思うのですが…私はよく行った公園で、亡くなった犬が走ってくるのが見えたように思うときがあります。

 ないですね…匂いとか気配とか感じたいんですけどつゆほども感じないですね…。
 走ってくるワンコが見えたなんて素敵ですね。少しくらいそういうのあってもいいんじゃ…(笑)と思います。

 ◇ ◇

 漫画「音への反応が身についとる」には、2枚目があります。足音だけでなく、加湿器に水が補給される「ゴポォッ」という音にも反応する松本さん。その音を聞くと、犬くんか猫さまの「ゲロ」を連想してドキッとしちゃうのでした。

「『なんだかその日は みんなで寝てるような気になったんだよ』で、泣いちゃいました…が『ゲロ!?』で、ワロタ。」
「犬くん帰ってきてるんだなぁってウルッときたあとにしっかりオチを持ってくる先生大好きです♡」

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 浩子)