「幼児がベランダをよじ登れるかって検証動画がTLに流れてきたんだが、本当幼児がひょひょひょい登ってて…いや怖ッって話をパパにしていたら、隣で聞いていたムスメが『だってね、下を見たいから!』ってにこにこ顔で言っててヒ…ってなった」。うささ(@usasa21)さんの投稿にツイッターで注目が集まっています。

近ごろ相次いでいる子どもの転落事故。自宅の窓、マンションのベランダといった高所から身を乗り出して転落するという痛ましいものです。厚生労働省「人口動態調査」のデータを元にした消費者庁の分析によると、平成26年〜30年のあいだ、子ども(9歳以下) の建物からの転落死亡事故件数は37件。メディアは転落事故の報道とともに、子どもがベランダの柵と同じくらいの高さの壁を乗り越えられるかといった検証動画を公開するなど、注意を促しています。

ベランダの柵をよじ登ったり、窓から身を乗り出したりするのは、下がどうなっているのか、はたまた高層階からの眺めを見るためか。エアコンの室外機や鉢植え、ゴミ箱やバケツなどベランダに置いてある物を踏み台に、あるいは壁をそのままよじ登ることも。特に子どもは体が小さく、相対的に頭が大きいことから頭に重心がいってしまい、覗き込んでそのまま転落してしまうこともあるようです。

投稿者のうさささんも小さい子どもを持つ親御さん。連日の報道は決して他人事ではなく、お子さんの好奇心溢れる「下をみたいもん!」という発言に「“下に落ちるかもしれない”という恐怖心がまだ無い子供ならではの発言なのだとゾッとしました。子供にとって見えぬそれは期待に満ちているのでしょうね」と語ります。

うさささんの投稿には、「だよね…やっぱりお目目キラキラで登っているのよね…」「『柵の向こうはどうなってるか』『落ちたらどうなるか』を知らないから何の迷いもなく出来てしまうんですよね」「子どもは本当の本当に空が飛べると思ってる」と共感の声があがっています。

「私と同じようにゾッとする親御さんが多かったです。自分が小さい頃、空は飛べるのだと傘を広げて飛び降りたりした…等と昔の無茶な体験を思い出す方々も多く、やはりまだ恐怖心がない子供ならではの発想なのだと改めて思いました。このツイートをきっかけに、ベランダ対策を見直す親御さんが増えてくれるといいなと思っております」(うさささん)。

消費者庁のサイトでは、「住居などの窓やベランダから子どもが転落する事故を防止するためのポイント」として、以下の注意点を挙げています。

<窓やベランダ周辺の環境づくり>
・窓やベランダの手すり付近に足場になるようなものを置かないようにしましょう。特に、エアコンの室外機の置き場所は工夫しましょう。
・窓、網戸、ベランダの手すり等に劣化がないかを定期的に点検しましょう。
・窓を閉めていても、子どもが勝手に窓を開けないよう、窓や網戸には、子どもの手の届かない位置に補助錠を付けましょう。換気をする際も同様です。

<子どもの見守り・子どもの教育>
・子どもだけを家に残して外出しないようにしましょう。
・窓を開けた部屋やベランダでは子どもだけで遊ばせないようにしましょう。
・窓枠や出窓に座って遊んだり、窓や網戸に寄りかかったりさせないようにしましょう。

出典:消費者庁ウェブサイト

(まいどなニュース・門倉 早希)