可愛い子猫たち

マリールくん(3歳・オス)とゴールドくん(3歳・オス)は、生後3、4週間の時に茨城県の動物愛護センターに収容、保護された。その後、保護団体が引き出して里親を募集したという。ニックネームはマリくんとゴンくんだ。

東京都在住のOさん一家は、昔から猫を飼っていて、家族みんな猫が大好き。保護犬や保護猫に幸せに暮らして欲しいという思いから、飼うなら保護猫と考えていた。

「知り合いにアルマ東京ティアハイムという都内の小規模の都市型シェルターを教えてもらい、2020年5月6月頃にシェルターの見学に行きました。そこで、マリとゴルに出会い、2020年7月トライアルを経て正式に家族になりました」

今は模様が出てきて、体も大きくなったが、初めて会った時はまっ白でとても小さかったという。「とにかく可愛かったです。当初は1匹を家族に迎える予定でした。4兄弟で遊んでいる姿を見て、一緒なら寂しい思いあまりしないかなと思い、2匹引き取ることにしました」

家族の笑顔が増えた

2匹は怖がるかなと思いきや、キャリーバッグから出て2匹ですぐ遊び始めた。
「マリがすぐ家の中を探検し始めて、狭い隙間に入って自分で出て来られなくなり鳴いていました。すると、ゴンも心配しているかのように鳴き始めました。兄弟だから通じ合っているのか、一緒に引き取って良かったなと思いました」

施設の人が付けてくれた名前で、4兄弟みんな花の名前がついている。マリくんとゴンくんはマリーゴールドに因んでいる。

マリくんは、体は大きいのにとても人見知りで臆病。ただ、家族にはかなり甘えん坊で、特にお母さんのことが大好きだ。抱っこされる嬉しくて、いつも前脚をふみふみしているという。

「ゴンのことも大好きで、ゴンの近くに行ったり追いかけたりして、ちょっとしつこいときは怒られています。ひものおもちゃが大好きです」

ゴンくんは人懐っこい。家族の中心にいつも座っている。お腹を触られることが大好きで、ゴロンというとお腹を出すようになった。ボール遊びが大好きだ。

「毎日マリとゴンに癒してもらっています。仲の良い姿を目にするとほっこりしますし、兄弟だけど性格が違うのでマリとゴンで違う反応をしてくれることが面白く、家族みんな笑うことが増えました」

(まいどなニュース特約・渡辺 陽)