DX人材育成サービス「MENTER」を提供するWHITE株式会社(横浜市中区)は、全国の大学生519人を対象に「大学生のITリテラシー実態調査」を実施しました。その結果、3割強の学生が「マウスを使ったことがない」と回答しました。また、「コピー&ペーストのショートカットキーを知らない」と答えた学生がそれぞれ4割近く存在することが分かったそうです。

調査は2023年10月〜11月の期間にインターネットで実施されました。

まず、「PCの保有状況」について複数回答可で聞いたところ、「自分専用のノートPCを持っている」が83.0%で最も多く、次いで「自分専用のデスクトップPCを持っている」が12.7%となり、ほとんど学生が自分専用のPCを持っていることが判明。その一方で、5.8%の学生が「いずれも持っていない」と回答しています。

さらに、「保有しているPCのOS」については、「Windows」(80.1%)、「Mac」(24.0%)などに回答が集まりました。

続けて、パソコン操作の基本スキルである「ブラインドタッチに関する習熟度」を尋ねたところ、53.9%の学生が「できる」(できる17.7%・まあまあできる36.2%)と回答。一方、「全くできない」(12.7%)と答えた学生も1割程度存在しており、スマホネイティブ世代であることを表す状況が見て取れました。

さらに、「マウスの使用度合い」については、36.8%の学生が「使ったことがない」(ほとんど使ったことがない29.9%・使ったことがない6.9%)と回答するなど、ノートPCやデスクトップPCの保有率は高いものの、マウスの使用度がそれには比例しないことが明らかになりました。

また、「パソコン上のフォルダーやその階層構造の理解度」については、約半数の学生が「理解している」(よく理解している13.5%・まあまあ理解している38.7%)と回答したものの、「理解していない」学生は34.9%、「質問の意味が分からない」と答えた学生は12.9%となりました。

さらに、「ショートカットキーの理解度」を知るために、いくつかのショートカットキーを提示した上で知っていたものを複数回答で選んでもらったところ、「Ctrl+C(選択した項目をコピー)」(62.6%)、「Ctrl+V(選択した項目を貼り付け)」(59.2%)といった“コピペ”が上位をしめたものの、それぞれ約4割が「知らない」という事実も明らかになりました。

以下、「Ctrl+Z(操作を元に戻す)」(30.8%)や「Ctrl+X(選択した項目を切り取り)」(27.9%)などが続いた一方で、「いずれも知らない」(19.8%)という人が2割もいることから、実用的なITスキルの知識はまだまだ高くないことがうかがえました。

次に、Word、Excel、Powerpointといった「パソコンスキルの習熟度」について尋ねたところ、38.2%の学生が「できない」(あまりできない34.3%・できない3.9%)と、自信のない人が約4割いることが分かりました。

他方、コロナ禍において大学生活でも一般的になったZoomやmeetなどの「Web会議システムの習熟度」については、70.5%の学生が「できる」(できる19.1%・まあまあできる51.4%)と回答しています。

その一方で、SlackやTeamsといったビジネスシーンには浸透している「チャットツールの習熟度」に関しては、「できる」と答えた学生は46.3%(できる14.3%・まあまあできる32.0%)と、その他のITリテラシー・スキルと比較して習熟度が低い傾向が見られたそうです。

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調査を実施した同社は、「企業の教育担当者とっては、『若者なら当然PCぐらい使える』と考えるのではなく、この先20年、30年活かすことのできる基本的PCスキルに投資することは、非常に投資対効果の高い教育投資だと感じます。また、大学関係者にとっては、PCスキル、ITリテラシーの高い学生を育成することでより就職率を高めることができると考えます」と述べています。

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【出典】
▽MENTER調べ