社会人の7割弱が「学歴社会に賛成」と回答――そんな調査結果が、株式会社ライボ(東京都渋谷区)の調査機関『Job総研』が実施した「2024年 学歴とキャリアの実態調査」で分かりました。その理由としては、「業界/職種への適応力の判断材料になるから」が最も多くなったそうです。

調査は、同社が運営する匿名相談サービス『JobQ Town(ジョブキュータウン)』を利用する全国の20〜50代の社会人男女629人を対象として、2024年1月にインターネットで実施されました。

調査によると、全体の80.3%が「学歴とキャリアは関係すると思う」(とても関係すると思う21.0%、関係すると思う27.7%、どちらかといえば関係すると思う31.6%)と回答。

「学歴はキャリアに関係する」と回答した505人にその理由を複数回答で答えてもらったところ、「社会的な信用やステータスが上がるから」(55.4%)、「未だ学歴で判断する企業が多いから」(48.7%)、「最終学歴は希望する仕事に影響するから」(36.8%)などが上位に挙げられました。

また、「学歴が影響する場面」については、全体の83.0%が「就活時」(断然就活時37.4%、就活時25.9%、どちらかといえば就活時19.7%)と回答。そこで、実際に関係した場面を具体的に聞くと、「書類選考時」(62.2%)がダントツで最多となりました。

次に、「他人の学歴に対する意識」について聞いたところ、全体の53.2%が「意識する」(とても意識する7.2%、意識する17.2%、どちらかといえば意識する28.8%)と回答。

「意識する」と回答した335人に意識する相手を複数回答で答えてもらったところ、「同僚」が71.0%で最多となったほか、「上司」(55.2%)、「部下」(49.9%)なども挙げられました。

では、学歴社会に対してはどのような「価値観」を持っているのでしょうか。調査の結果、「学歴社会は古いと思う」(とても古いと思う10.5%、古いと思う15.9%、どちらかといえば古いと思う33.1%)と答えた人は59.5%。

これを年代別にみると、50代が63.5%で最多となり、次いで40代が61.9%、30代が58.1%、20代が56.4%という結果になりました。

また、「学歴社会の必要性」については、全体の66.0%が「必要だと思う」(とても必要だと思う8.2%、必要だと思う19.2%、どちらかといえば必要だと思う38.6%)と回答。年代別では20代が73.9%で最多となり、次いで30代が68.8%、40代が59.5%と続き、50代が57.3%で最も少なくなりました。

最後に、「学歴社会への賛否」を聞いたところ、全体の66.9%が「賛成」(とても賛成12.2%、賛成12.9%、どちらかといえば賛成41.8%)と回答。

「学歴社会に賛成」と回答した421人にその理由を複数回答で答えてもらったところ、「業界/職種への適応力の判断材料になるから」(47.3%)が最多となり、次いで「自分が学歴のためにがんばった経験があるから」(39.0%)、「若手の活躍機会になるから」(22.1%)が続きました。

「賛成」と回答した人からは、「取り組む姿勢や努力を客観的に判断できる材料になる」「大勢の中から人材を発掘するためには、最低限度のレベルの保証のようなものにもなる」といった声が寄せられました。

一方、「反対」と答えた人からは、「学歴がなくても優秀な人はいる」「学歴を重視しすぎて才能の見逃しに繋がる」といった意見が寄せられたそうです。