<1分で解説>水道基本料無償化なぜ東京都だけ? 財源と歴史にカギ
毎日新聞6/20(金)14:31

東京都の水道基本料無償化は他の自治体に波紋を広げている=ゲッティ
東京都が今夏の4カ月間、一般家庭の水道基本料金を無償化することを発表し、全国の自治体に波紋が広がっています。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「東京都の水道基本料金無償化」について解説します。
Q 東京都の水道基本料金が無料になるって聞いたよ。どうしてなの?
A 東京都は物価高対策として、今夏4カ月間、一般家庭の水道基本料金を無料にすることを決めました。
Q どれくらいお得になるの?
A 東京都では、月860〜1460円(税別)程度の基本料金が免除され、4カ月で1世帯あたり約5000円の負担が減ると見込まれています。
Q 他の地域でも無料になるの?
A いいえ、全国的には水道料金の値上げが続いていて、東京都のように無料にする自治体は少数派です。大阪市や埼玉県桶川市など一部で期間限定の無償化がありますが、ほとんどの自治体は難しいとしています。
Q なぜ他の自治体ではできないの?
A 多くの自治体では、水道管の老朽化や人口減少でお金が足りず、料金を下げる余裕がありません。水道事業を市町村ごとに運営しているため、東京都のような広域での対応も難しいです。
Q 東京都はどうしてできるの?
A 東京都は財源が潤沢で、一般会計のうち執行する見込みがなくなった補助金などを活用しています。また「東京市」から発展した都がほぼ全域の水道事業を運営している特別な事情もあります。
Q 政治的な背景もあるの?
A 都議選や参院選を前に、都民の支持を集めるための政策だという見方もあります。都民ファーストの会で特別顧問を務める小池百合子知事は、これまでも高校授業料や公立小中学校の給食費実質無償化を進めてきました。












