新型コロナウイルスの感染者は30日、全国で新たに138人が確認され、5月25日の緊急事態宣言解除後で最多となった。うち6人は海外から成田空港に到着した乗客。クルーズ船の乗客乗員らを合わせた国内の感染者数は計1万9426人となった。死者は兵庫県の報告漏れが判明し、2人増えて計987人。

 東京都は54人の感染が判明し、5日連続で50人を超えた。感染経路不明者は28人で半数を占めた。ホストクラブなど「夜の街」に関連する感染者は15人で依然として目立っている。同居人からうつる「家庭内感染」は9人いた。都内で感染が拡大した3〜4月も「夜の街」から「家庭内」に感染が広がっていったとみられている。都は「市中に感染が広がっている状況ではないが、1日で50人以上の感染が続いており、警戒すべき状況だ」としている。

 神奈川県では31人の感染が確認され、うち26人は横浜市中区の同じホストクラブの従業員だった。

 大阪府で感染が判明した10代男性は府立北大阪高等職業技術専門校(大阪府枚方市)の訓練生で、同じ教室で授業を受けた訓練生31人と職員6人が濃厚接触した可能性があり、同校は6月30日から7月13日まで2週間、休校にした。

 兵庫県は新型コロナウイルス感染症で死亡した70代と90代の女性2人を「退院者」として扱うミスがあったと明らかにした。県内の死者は2人増えて計45人となった。県によると、2人が死亡したのは4月中旬以降。患者数が多い時期で、県の担当者が入院者数が減ったことを「退院」だと思い込み、保健所との情報共有も不十分で集計から漏れたという。国のデータと人数に差があり、調べ直した。【まとめ・大島祥平】