大阪府熊取町で当時小学4年の吉川友梨さんが行方不明になってから、20日で21年となった。大阪府警は30歳になった友梨さんを推定した似顔絵を公表した。

 似顔絵は群馬県警科学捜査研究所の職員に依頼した。この職員は、警察庁が指定する広域技能指導官。友梨さんと家族の写真を参考に、年齢を重ねることで起きる見た目の変化などを推定して製作したという。

 友梨さんは2003年5月20日午後3時ごろ、下校中に行方不明になった。交通事故の痕跡がなく、身代金の要求もないことなどから、府警は何者かに車で連れ去られたとみて捜査している。

 友梨さんの両親や府警の捜査員ら約30人は20日、大阪市中央区の大阪高島屋前でビラを配り、情報提供を呼びかけた。府警の向山喜浩本部長は「どれほど小さなこと、不確かなこと、事件とは一見関係のなさそうなことでも、心当たりがあればぜひ情報を寄せてほしい」と訴えた。

 府警は友梨さんの自宅近くに止まっていた白色のトヨタ「クラウン」に、男性と小学生くらいの女児が乗っていたとの目撃情報を最重要視。この女児が友梨さんとみている。府警は24年4月末までに延べ約11万1300人の捜査員を投入。23年は382件の情報提供があり、行方不明後からの総件数は計5729件となっている。

 警察庁は、解決につながる情報提供者に上限300万円を支払う「捜査特別報奨金」の対象にしている。

 友梨さんに関する情報は府警泉佐野署捜査本部(072・464・1234、yuri@police.pref.osaka.jp)。【斉藤朋恵、林みづき】