<1分で解説>薬物を体内にのみ込んだ密輸 関西空港でなぜ増加
毎日新聞6/16(月)19:25

関西国際空港の国際線出発フロア=2020年12月27日、鶴見泰寿撮影
関西国際空港で、薬物を体内にのみ込んで密輸しようとした外国人旅客が相次いで摘発されています。2024年12月から2025年4月までに5件も見つかり、空港の税関は警戒を強めています。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「関空で増える薬物密輸の手口」について解説します。
Q 薬物を体内にのみ込むって聞いたよ。どういうことなの?
A 薬物を小さな袋に入れて、口からのみ込んで体の中に隠す方法です。見つかりにくくするために使われる手口です。
Q どんな薬物が密輸されているの?
A 最近はコカインが多く見つかっています。コカインは南アメリカに生えている「コカ」という植物の葉から作られる薬物です。白い粉状で、使用すると脳や体に強い刺激を与えます。とても依存性が高く、最悪の場合は命を落とすこともあります。日本では法律で、使用も所持も禁止されています。
Q どうやって見つけたのかな。
A 税関の職員が乗客の様子を見て、不審な行動があれば体や荷物を調べます。今回は、げっぷを繰り返したり寒気を訴えたりした旅客を調べて、薬物の反応が出たので病院でエックス線検査をしました。
Q 体内に薬物を入れるのは危なくないの?
A とても危険です。体の中で袋が破れると、薬物が体に広がって命にかかわることもあります。実際に、過去には体内で袋が破れて亡くなった人もいます。
Q どこの国の人が多いの?
A 最近摘発された5件は、すべてブラジル人の旅客でした。ブラジルからフランスを経由して日本に来ていたケースが多いです。
Q どれくらいの量が見つかったの?
A 1人で数百グラムから800グラム以上のコカインをのみ込んでいたケースもありました。全部で何千万円分にもなることがあります。
Q どうして今、増えているのかな。
A 関空では外国から来る人が増えていて、2024年4月には過去最高の234万人が利用しました。利用者が多くなると、薬物を持ち込もうとする人も増える可能性があります。
Q 税関はこれからどうするの?
A 税関は「旅客の不審な言動を見逃さずに警戒を強めていく」と話しています。これからも厳しくチェックして、薬物の密輸を防ごうとしています。












