復活Vの明大・田中監督 外国人に負けない体作りで強力FW復活  大学ラグビー

復活Vの明大・田中監督 外国人に負けない体作りで強力FW復活  大学ラグビー

 ラグビーの全国大学選手権決勝が12日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、明治大が天理大を22―17で降し、1996年度以来22大会ぶり13回目の優勝を果たした。名門復活へと導いたのは、就任1年目の田中澄憲(きよのり)監督(43)。平成最後の大学王者への礎となったFWを磨き上げた裏には、長い低迷の入り口となった97年度、主将として味わった挫折があった。

 田中監督は96年度、正確なパスを誇る3年生SHとして大学日本一に貢献したが、チーム内は混乱を極めていた。67年にわたって率いた北島忠治監督が96年5月に死去。後任監督は金銭問題で去った。97年度はコーチ陣の集団指導体制に移行したが、実際は田中監督ら学生がチーム作りを主導していた。

 「重戦車FW」が代名詞の明治だが、目指したのはバックスの展開力も生かすバランスの取れたラグビー。だが、3連覇を狙った97年度の全国大学選手権は関東学院大に敗れ、準優勝に終わった。「強力な武器(FW)を磨かなければいけなかった」と悔やんだ。

 卒業後はサントリーに進み、日本代表も経験した田中監督。この間に常勤の指導者を招いて強化を進めた関東学院大、早大、帝京大が一時代を築いていた。

 2017年度、ヘッドコーチ(HC)として低迷していた母校に戻ると、フィジカルの強さを身に着けることに力を注いだ。週5〜6日のウエートトレーニングを選手に課し、外国人選手に負けない体を作った。帝京大、天理大ともスクラムで互角以上に戦える伝統の強力FWがよみがえり、名門復活へとつながった。

 「部員の努力とハードワークが最高の形になってうれしい。22年、見捨てずに応援していただいたからこそ、今がある」。スタンドを埋めた明治ファンに笑顔で声を張り上げた。【大谷津統一】


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