<1分で解説>イランの重水炉を攻撃 核兵器の原料抽出可能 被害は
毎日新聞6/20(金)10:17

重水炉があるアラクの核施設の衛星画像=イラン西部で2025年6月14日、米宇宙開発企業マクサー・テクノロジーズ撮影・ロイター
イスラエル軍がイラン西部アラクの重水炉を攻撃したと発表しました。イスラエルがイランの核開発能力を弱める強い意思を示した形です。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「イスラエルとイランの核施設攻撃」について解説します。
Q イスラエル軍はどこを攻撃したの?
A イスラエル軍はイラン西部のアラクにある重水炉を攻撃しました。重水炉はプルトニウムを作ることができる施設です。
Q 重水炉って何のための施設なの?
A 重水炉は、プルトニウムという核兵器の材料を作ることができる原子炉です。アラクの重水炉はまだ完成しておらず、核物質もありませんでした。
Q 攻撃で放射能漏れやけが人はあったの?
A イランのメディアによると、放射能漏れはなく、死傷者もいませんでした。
Q なぜ重水炉が問題視されているの?
A 重水炉があると、ウラン濃縮とは別の方法で核兵器を作ることができるため、欧米などが問題視してきました。2015年の「核合意」では、兵器級プルトニウムが作れないように改修することが決められていました。
Q イランはどう反応したの?
A イランもイスラエルに向けて弾道ミサイル攻撃を続けています。最新の攻撃では、イスラエル南部の病院などにミサイルが着弾し、271人がけがをしました。
Q 今後の外交の動きは?
A イギリス、フランス、ドイツの外相がスイスでイランの外相と会談する予定です。
Q アメリカはどうするの?
A トランプ大統領はイランへの攻撃について「まだ最終決定はしていない」と話しています。











