食べ残しをかき集め、嫁に食わせようとする姑/かづ

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アメブロで「〜こんな事を言っちゃあなんですが!〜」を運営しているかづと申します。
現在は夫婦二人と4ニャンとで暮らしています。
今から36年以上前の、結婚当初のことを思い出しながら書いています。




前回の賞味期限切れのタラコ同様、食に関しての嫌がらせも数々だった。

ある日、舅の誕生日だからと寿司屋に行く事になった。
寿司と言えば、結婚前に挨拶に行った時、
自分達は上にぎり1人前3千円に対して
私だけ980円の盛り合わせだったのが思い出される。

この日は、席について注文をするも
「ビール1本と水割り1杯と...
 このにぎりを3つ♪
 そんで子供が食べられる様なもんある?
 あぁ、それ1つ〜。」
で注文は終わった。

私は夫の顔を見て
「私...、注文してへんけど...?」
と小声で言うも、夫は目をそらした。

注文の寿司が来て、舅姑、夫の前ににぎりの桶が並べられ
息子の前にはお子様寿司が置かれた。

姑は店員さんに
「お茶碗1つ貰える?」
と聞き、直ぐに店員さんは持って来てくれた。

茶碗を手に取ると
姑は舅の寿司桶の寿司から次々とネタだけ剥がし
シャリだけを手に持った茶碗の中に入れ出した。

何をするのかとジッと見ていると
姑はそのシャリを山積みに入れた茶碗と
アガリ(お茶)を私の前に出した。

「はい、これ。
 お茶漬けにし!」

私は夫の顔を見たが
夫は目も合わせてくれない。

舅も姑も
「カンパ〜イ!お誕生日おめでと〜!」
と言いながら
舅は水割り
姑は夫のグラスにビールを注いで
「カンパ〜イ!ほら!食べよ!食べよ!」
と言い
夫も舅姑と乾杯してビールを口に運び寿司を食べ出した。

同じテーブルに座っているのに
私だけが「家族」ではないのだと
体に刺さって来る様だった。

茶漬けで食えと言われた寿司飯に
私が手を付けなかったのが気に食わなかった様で
その晩は私が何も食べない様にと
普段は私が居る時は入っても来ない台所で
食パンの枚数を数えたり
炊飯器に飯が残っていないかなど
冷蔵庫の中も確認する様に
姑は食べる物が残っていないかの点検をしていた。


またある時は
友達と有名な豚カツ店のランチに行っていたと姑から電話があった。
「あんたとこ晩御飯のおかず何?
 あぁ、それやったら息子にはそれ食べさせたって。
 あんたにはお土産があるから今から持って行くから。」
と言われ
1時間ほどで姑が来た。

何かがアルミホイルで包まれていて
ビニールの手提げ袋に入ったのを渡され
「あんたとこ晩御飯の予定しとんのがあるんやろ?
 息子にはそれ食べさせたって♪
 これは1人前しか無いから
 今晩のアンタのおかずにし♪」
そう言って姑は家に上がる事無く帰って行った。

姑が帰ってから
ビニールの手提げ袋からアルミホイルの包みを出し
豚カツ屋さんに行ってたんやから
豚カツかなぁと思いながら広げると
そこにはソースとキャベツの千切りとで
ごちゃ混ぜになった一口大に切った豚カツが
4〜5切れ入っていた。

なに...、これ...??

そのままもう一度アルミホイルを閉じ
これはどう言う意味なのか
考え様にも想像が付かずにいた。

すると
家に着いた様で
姑から電話があった。

「中身見た〜?
 今日友達4人と豚カツ屋でランチしたんやけど〜
 みんな1人前が食べれんでな〜
 もったいないから皆の食べ残りを貰って来てんやわ〜
 それでもエエお店やったから持ち帰りはアカンって言うんで
 ワンちゃんにあげるんですって言うて貰って来たったから
 今日それあんたの晩御飯にしぃな〜
 みんなの食べ残しや言うても
 手ぇ付けてへんからキレイやで〜
 まぁ、お店もワンちゃんにあげる餌やって言うたから
 餌やと思って包んでくれたんやけどな〜。」

私は丁寧にお礼を言った。

その晩
お皿に綺麗にレタスを敷いて
キャベツの千切りもこんもり盛って
赤いトマトも飾った横に
あのアルミホイルに包まれていた
一口大に切られた豚カツを
張り付いていたキャベツの千切りを
丁寧に取り除いて綺麗に並べ
上からケチャップと豚カツソースを混ぜた物を掛け
夫の前に差し出すと
豚カツが大好きな夫は大変喜んで
一口食べた。

もぐもぐと豚カツを食べている夫に
微笑みながら優しく私は話した。

「今日お義母さんが来てね。
 ランチに美味しい豚カツのお店に行ったんやて。
 そんでな、友達みんな1人前が食べられんで
 それぞれがちょこっとづつ残したんやって。」

夫は豚カツをほおばりながら
ウンウンと聞いている。

「でな、もったいないから持って帰ろうとしたけど
 エエお店やったからお持ち帰りが出来へんって言われたんやて。
 そやからワンちゃんの餌にするって言うて
 4人の食べ残しを貰って帰って来たんやて。
 (`・∀・)σソレ♪」

言い終わるか終わらないか
夫はその場で吐きだした。

「あんたのお母さんはな!
 そんなもんを私に食えって持って来たんや!
 息子には食べさせんと
 私だけに食えって持って来たんや!
 ワンちゃんの餌やって言うて
 友達の食べ残しまで集めて
 私に食わす為に持って帰って来たんや!」

夫に怒鳴り散らしてやった。

「捨て!!」

そう言って夫は寝室に消えて行った。

続く

かづ

​ブログ「〜こんな事を言っちゃあなんですが!〜」の管理人で、Ameba公式トップブロガー。 ​基本専業主婦の​50代​。子育てが終​り、​夫と4ニャンと暮してい​る​結婚36年目です。 ​一人っ子の夫と結婚し、舅姑の理想の嫁でなかった私の結婚生活においての戦いを思い出しながら書いています。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。


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