<この体験記を書いた人>
ペンネーム:とらとら
性別:女
年齢:52
プロフィール:52歳の兼業主婦。もうすぐ銀婚式を迎えます。
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私は52歳になる兼業主婦です。
一つ年上の旦那と結婚して早20数年が経ちましたが、恋愛結婚した私達は夫婦仲も良好です。
付き合って結婚してから、それなりにクリスマスや誕生日などのお祝いは毎年してきました。
旦那は昔から、プレゼントなどを渡すととても喜んでくれる人でした。
昔付き合いたての頃のバレンタインに、手作りチョコと手袋をプレゼントしたことがありました。
旦那は「もったいなくて食べられない」と一週間ほどはラッピングしたまま冷蔵庫に寝かせていたようです。
そして少しほつれた手袋を今でも「捨てられない」といって大切にとってくれています。
そういう旦那の性格も相まって、私もプレゼントを選ぶのが楽しいですし、大切にしてくれるのが分かっているので一生懸命選びたいと思ってしまいます。
今年のバレンタインは私の仕事が忙しかったこともあり、ちょっと手抜きにはなってしまいましたが、旦那が好きだと言ったスイーツ屋さんのチョコを買って洋服もプレゼントしました。
実は旦那は最近少しメタボ気味で昔の服が着られなくなってきたのですが、「痩せたら着られるから」と捨てられない様子。
なので、新しい服をプレゼントして着られない服を少しずつ処分してもらおうという私の計画も含まれています。
そんな計画に気が付いていない旦那は、もちろん笑顔でプレゼントを受け取ってくれました。
私は夕食後の食器をシンクで洗いながら「今度の休みの時に着てもらって一緒に買い物行きたいな」なんて年甲斐もなくわくわくしながら考えていました。
しかし、なんと旦那はシンクで洗い物をしている私に「着てみたんだけど、どうかな?」と言いながら、プレゼントしたての服を着て少し照れたようにリビングに出てきたのです。
どうやらお風呂上りに早速プレゼントを開封して、着てくれたようです。
53歳のいい年した男が、髪も乾かさずに、ニコニコしながら「似合うか? 似合わんか?」と聞いてくる姿に、私は思わず胸がキュンとしてしまいました。
たまたまリビングでテレビを見ていた高校生の息子に対しても「母さんからのプレゼントやけど、どう?」とはしゃいでいる旦那が、とても可愛くて仕方がありませんでした。
旦那とは出会ってからだいぶ経ちますし「そろそろ銀婚式だね」などと話すこともあるほど一緒にいる私たち。
だけどプレゼントを無邪気に喜んでくれる夫を見て「この人と結婚して良かったなぁ。最期までこの人と添い遂げたいなぁ」と心から思うことが出来た、いいバレンタインでした。