2022年に新成人となるのは、2021年より4万人減少の推計120万人である。総人口に占める新成人の割合は、12年連続で1%を割り込むなど、減少傾向に歯止めがかからない状況だ。

さて、新成人を祝う各自治体が主催する式典も、昨年はほとんどがコロナ禍で中止となった。今年は分散開催など感染防止対策を施したうえで開催に踏み切った自治体も目立った。新成人たちは、どのような働き方を理想としているのだろうか。

サイボウズのチームワーク総研が、2022年に新成人となる学生を対象に実施した「理想の働き方調査」によると、「通勤とテレワークどちらも」が7割を超え、いわゆるハイブリッドワークを“理想の働き方”と考えていることがわかった。

2022年に新成人となる世代の半数以上は、オンラインでの授業を経験しているだけに、テレワークという働き方についてはそれほど抵抗がないようだ。しかし、それでもテレワークだけに固定される勤務形態には、多かれ少なかれ不安も抱えているようだ。

テレワークのみに固定される働き方については、「コミュニケーションが取りにくそう」「職場の人間関係が築きにくい」「直接相談したいときに不便」などが挙げられ、「人と合わないことで寂しくなり、精神が病んでしまいそう」「みんなと一緒に働く時間がある程度ないと、やる気がなくなってしまいそう」という声もある。

その不安を和らげようと選んだ働き方が、通勤とテレワークの二刀流“ハイブリッドワーク”のようだ。「テレワークの日時は自分の裁量で選択」が4割と、どちらかの働き方に固定されるのではなく、テレワークと通勤をバランスよく取り入れたいといった意識がうかがえる。

そんな新成人が社会人となる日も近い。果たして彼らが望む柔軟な労働環境が整っているのか、早急に確認する必要があるのではないだろうか。