新しい年を迎える度、“ 今年は出逢いとチャンスを大切にしよう ” と思います。何かにつけ直観で動く私も、歳を重ねるにつれ様々なことに尻込みするように。だからこそ、めぐりあわせで私の下にやってきた物を、より一層大切にしていこうと新年に改めて誓いを立てる。今回は私の出会いの受け入れ方と、出会いによって残った物の楽しみ方をご紹介します。
Today's MANEKU Style
心の中にいつも林先生を。

写真は、SNSで見かけた若山曜子さんのレシピのお菓子です。
“作りたい!”と思った時、偶然材料がすべて揃っていたので、「作るなら今でしょ!」と心の林先生が叫びました。少し腰が重くなることに対しては、実行に移す理由付けを積極的にしています。
この時の理由は “ 材料がそろっているから ” 。
そのおかげで家族が絶賛する美味しいケーキに出逢えました。
Tablewear
木の器や調理器具は出逢いそのもの

我が家には家族分のわっぱ弁当箱があります。
まず最初に私のお弁当箱を独身のときに購入しました。職場の先輩がわっぱ弁当を持たれていて、とても素敵だったのです。
ちょうどその頃、雑誌で見掛けた柴田慶信商店さんのわっぱ弁当箱に一目惚れしました。お弁当箱にしては高価な品だったので迷いましたが、なかなか手に入らないはずのものが偶然ネットに在庫があったので、これは買えということだなと思い購入しました。
それから結婚後、夫用を。その後娘たちが私のお弁当箱を羨ましがったので、それぞれのお誕生日に、プレゼントとして祖父母にリクエストしました。

お客様に、キッチンのバックカウンターの棚に並ぶ4つのお弁当箱を「素敵ねー」とよくほめていただきます。
山登りのときなどにそれぞれのお弁当箱に詰める度、初めてわっぱ弁当を購入したあの時、あの出逢いを大切にしてよかったなと思うのです。
その後、私が自然素材のものが好きだということを知っている友人からも、木の調理器具をもらうことが増え、昨年年末にはそれらを並べてニヤニヤしながらお手入れをしました。
Kitchen Tools
今あるものの使用頻度を上げる。

数年前から使用しているBRUNOさんのコンパクトホットプレートは、これまでたこ焼きプレートでたこ焼き、フラットなプレートでパンケーキを焼くくらいでした。
でも、せっかくあるのだからもっと利用できないかと、最近2種類のプレートを導入。
まずグリルプレートは、適度に脂が落ちるのでお家焼肉にぴったりでした。

そしてパンケーキプレートは、ミニお好み焼きを焼くのに持ってこいでした。
以前はフラットなプレートで作っていたのでサイズが揃いませんでしたが、これを使えば同じサイズに焼けます。また、高さも出るのでふっくらと焼けて、見た目も味もバッチリでした。余った物を冷凍しておけば、一人の時のお昼ごはんのおかずにも使いやすいです。
私がこのホットプレートをもっと有効活用しようと考えたのは、座りながら調理ができる上、部屋が暖まること、またホットプレートを囲むと家族の会話が増えることが理由です。
寒いこの時季に様々な料理を食卓で作り、子どもたちに温かい記憶を残してあげられたらと思っています。
Interior
芯から冷えると感じたときは、子どもと楽しみながら足湯を。

次女と私は冷え性で、手足がよく冷たくなります。そんなときは、長女も誘って3人で足湯をします。
使うのは、普段洗濯に使っている野田琺瑯さんのたらいです。
娘は踏み台、私は椅子に座って。一緒に足を浸けて他愛もない話をしながら、湯に垂らしたアロマ精油の香りを楽しみます。
私の大好きな時間です。
MANEKU Tips

手に入らないものを贈る
先日、次女からのリクエストで小学校用の座布団カバーを作りました。2年前、長女のために作った刺し子の座布団カバーを気にった次女が、「おねーちゃんと同じのがいい!」と言ってくれたのです。なかなか時間のかかる作業でしたが、とても喜んでくれて嬉しそうに持って行きました。
私も昨年、手編みの靴下をいただいて感激しました。
手作りのものをよく思わない方もいるかもしれませんが、私は誰かが貴重な時間を費やして作ってくださった贈り物が大好きです。だって、その時間私のことを思ってくれたということですから。
だから、家族にも友人にも、余裕があれば手作りのものを贈るようにしています。
ライター:kana_i