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M&A Online編集部が大量保有データベースで2022年11月の大量保有報告書などの提出状況を調べたところ、旧村上ファンド系の投資会社シティインデックスイレブンス(東京都渋谷区)が、8月に新規保有し、その後、保有割合を18.34%にまで高めていたジャフコグループの株式を0.64%買い増し、11月末時点で18.98%を保有していることが分かった。

シティはTOBに応募

ジャフコは11月25日にシティやシティの大株主である村上世彰氏らとの話し合いの結果、村上氏らからの提案通りジャフコが保有する野村総合研究所株式を売却し、売却代金420億円を原資とする自己株式取得のためのTOB(株式公開買い付け)実施すると発表した。

村上氏らはシティなどが所有するジャフコ株式の全て(保有割合は19.53%)をTOBに応募する意向を明らかにしているという。

ジャフコはシティが保有割合を51%まで高める可能性があるとして対抗措置として新株予約権の無償割り当てなどを検討する方針を固めていたが、自己株式のTOBが完了すれば廃止するとしている。

シティはこのほかに、東亜建設工業株を2度買い増し、保有割合を13.45%に高めたのをはじめ、三井住友建設株も2度買い増し、保有割合を8.69%に、コスモエネルギーホールディングス株も2度買い増し、保有割合を19.81%に高めた。

柳井正氏がファーストリテイリング株を0.46%売却

米投資ファンドのカーライル・グループがTOBを実施している、経済ニュースメディア「NewsPicks」などを運営するユーザベースについては、ユーザベース共同創業者の梅田優祐氏が0.04%買い増して保有割合を13.09%としたほか、同じく共同創業者の新野良介氏が0.82%を売却して保有割合を16.3%に下げた。

このほか創業者では、柳井正氏がファーストリテイリング株を0.46%売却し、保有割合を44.42%にしたほか、澤田秀雄氏がHSホールディングス株を1.03%売却し、保有割合を11.14%に下げた。

2022年11月の大量保有報告書などの提出件数は993件で、このうち保有割合を増やしたのが269件、新規保有が150件、保有割合を減らしたのが492件、契約の変更などが82件だった。

文:M&A Online編集部